ピアノ弾き語り ビートルズ名曲集 ビートルズの名曲41曲を収録! (ピアノ弾き語り)
全く個人的な感想を先に書きます。
もし、64歳で死んだら、葬式には、「When I'm 64」を流してもらう、それ以上に生きることが出来たら、自分自身で演奏した「In my Life」を流す。間奏のバロック風のピアノソロをどうやってマスターするかが、人生の後半の目標である人間にとって、単純な譜面でなく、このような分かりやすい譜面を提供してくれたことは、感謝、感謝です。
後は、オールマン=ブラザースのチャック=リーベルの「ジェシカ」のピアノソロですね。
不完全燃焼/スイッチが入ったら
タイアップ作であるアニメ『神様ドォルズ』原作者からのアーティスト指名による本作。
よい意味での石川智晶本人のクセが肯定されつつ迸り出ているという印象がまずあり、
それはこれまでのソロ活動が一通り定着し、石川智晶という一つのアーティスト戦略が
順調に内外に浸透しているということが感じられる、タイトルとは真逆の本作「不完全燃焼」。
楽曲にまつわる諸々がCD封入の紙片に『神様-』原作者である、やまむらはじめ氏
との対談にて語られているが、アニメのみ視聴で原作未読であるので個人的には、
憶測のみでのレビューということになってしまうだろう。が、それでも『ぼくらの』以来、
OPとEDともども手掛ける作品そのものへのアプローチと石川自身の持ち得る
オリジナリティとが幸運とも思えるよい出会いを果たした、再びの一例であろう。
特に、ここに至るまでアニメタイアップというフィルターを一度通すことで、かえって
自分自身を存分に出すことができたという石川智晶自身の立ち位置をも再確認。
誰しもの心の内にあるモヤモヤを一種確信犯的な言葉を容赦なく投げつけることで、
曝け出す――いわゆるそんなカタルシスをもってして、予定調和なままのしたり顔で
通り過ぎてゆく現実という永遠の合わせ鏡を叩き割る。最終バス、飲みかけのペットボトル...
何事もないはずの情景に滲み出る、暴発寸前のサビ前のやるせない静けさ。ある意味
とても自虐的な晒し行為にも思える思い切った歌詞の爆発感が、タイトル通り切ない。
ラフに掻き鳴らされるラテン系アレンジとのミスマッチバランスも文句なく耳触りがよい。
対談からも感じたが、やはり同世代同士だから感じるものも多いのではないかと思う。
それが両者の作風に無意識のうちにことごとく表出している感がある。双方の描く主人公が、
そのまさに実質的な姿が、ここに結実している。逆に不完全燃焼では到底事足りない、
そんな本音が双方の作品から如実に見え隠れしていると感じる。「厄介者」と「可能性」は、
ある意味背中合わせの存在で、そういったものを背負わされている自分自身が望む
臨界点での異様な高揚感と同時に忍び寄る、どうしようもない悲哀と寂寥感...
そんな、殆どやけっぱちに漂う感情に誰しも瞬間、息を呑まざるを得ない。
同じ意味でc/w「スイッチが入ったら」も、文字通り石川智晶らしいキャッチーさに
満ちている。どこか息苦しいほどの澱みの中で警告を発する、だからこそ己自身を忘れ、
自他の境界を越えてどこまでも昇り詰めようとする自我の発露という怖さは、OP作と
見事に呼応する。余談だがソロ活動以来アレンジャーを務めてきた西田マサラが本編
アニメにて音楽を担当していることも特筆に価するだろう(特に例の案山子の起動音
メロディは石川智晶ファンならば必ず反応してしまえる遊び心が楽しかったりする、笑)。
哀の調べ~風の盆の里より
民謡はちょっと・・いまいち・・・どっぷりはまりたくない方へ・・
「風の盆」から「荒城の月」そして「アメイジング・グレイス」へと、様々な味わいが楽しめる、松花堂弁当の様な ・・
胡弓・三味線・竹笛・バンドネオンなどが、不思議にミックスされて、もの悲しく心に響き渡ります。
NHKのスタパ de Live で初めて聴き感動、「アメイジング・グレイス」をもう一度聴きたくて、やっとこのCD見つけました。
Populus Populus
適当なシングルを何枚も出してようやくアルバム、しかもシングル曲+これまた適当な曲なんていうハリボテなアルバムを出すふざけたバンド・歌手が大量にある中、UNISON SQUARE GARDENは素晴らしい。1曲1曲がシングルで出せるレベルです。当然自分の好みに合っているというのもありますが。
デビューからシングル5枚、アルバム3枚、ミニアルバム2枚、しかもそれぞれがとんでもないクオリティーのUNISON SQUARE GARDEN。心の底からオススメします。
ワーグナー:楽劇「ニーベルングの指環」(抜粋)
「ラインの黄金」だけはマリンコでゲルギエフが指揮しているやつを直に聴いたことがあるがなんだかあんまりピンとこなかった。このCDのほうが起承転結があって(ドイツ語わからんし)よかった。