福井県指定無形文化財 長畝日向神楽 H21年9月20日 ― 07策(むち)
索(むち)・・・索神髄(さくしんずい) 戸隠(とがくし)の明神(みょうじん)が岩戸を押し開いた策(むち)を持って舞う。 索(むち)の舞(まい) 俗(ぞく)に索(むち)神隋(しんずい)といい、岩戸(いわと)七番の一つ。二段の舞(まい)、二人立ち。紫(むらさき)の指貫(さしぬき)(足首のところですぼめた袴(はかま))・たすき・千早(ちはや)・立毛笠(たちけがさ)・白足袋(しろたび)・索(むち)・鈴(すず)。 二人の青年が、右手に鈴、左手に五色の切り子つけた棒(ぼう)(索(むち))を採(と)って舞う。 戸隠(とがくし)明神(みょうじん)が岩戸(いわと)を押し明けた索(むち)を持って舞うとの事で、唱教(しょうぎょう)は、 仰々(そもそも) 索(むち)と云(いう)は 天照大神(あまてらすおおみかみ) 天(あま)の磐戸(いわと)に閉籠(とじこもら)せ給(たま)ふ御時(おんとき) 我朝(わがちょう)は 常闇(とこやみ)にして 昼夜(ちゅうや)の 相交代(あいかわ)る事 更(さら)に無(なし) 其時(そのとき) 戸隠(とがくし)の明神(みょうじん)は 此(この)索(むち)を以天(もって) 天磐戸(あまのいわと)を 押開(おしひら)き 岩戸(いわと)を取って 左右に投(なげ)給(たま)えば 即(すなわ)ち 霧雲(きりくも)明(は)れ 明(あきらか)なる御代(みよ)と成(なり)賜(たも)う。 神歌(かみうた)は、 八百万(やおよろず) 四方(しほう)の神たち 集(あつま)りて 高天原(たかあまはら)に 聞(きき)高くして日向(ひゅうが) 宮崎県の古名。 天孫降臨神話(てんそんこうりんしんわ)ゆかりの高千穂(たかちほ)の峰があり、神話の国といわれている。 天照大御神(あまてらすおおみかみ) 日本の国土や神を生んだとされる、伊 ...