英語長文問題精講 新装版
大量の文章の中から必要な情報を取り出して答えるような最近の傾向には合ってませんが、
名文を味わうという目的で使用するならば、これほど良い本は大学受験レベルではあまりないと思います。
旧帝大レベルの読解力があればまぁまぁ読めると思いますし、内容も短く、知的に面白いものなので、
色んな分野の知識を短時間で身につけるだとか、割とハイレベルな文章の多読用に使うのもいいと思います。
TVアニメ「大正野球娘。」音楽集
アニメ全話を観て、このアニメは良く作られていて安心して観ることができたので、とりあえずサントラを購入した次第で・・・。
私のおすすめは・・・
3曲目『パイノパイノパイ(東京節)』・・・最初これをアニメ本編で観た時「なんだこれ・・・」と一瞬思考が停止しました(笑)。ただ何度も聞くとハマります。伊藤さんの声もあるのでしょうが。
6曲目『お転婆で失礼!』・・・この曲を聞くと「まってました十番小町!」「よっ!大統領!」と脳内再生されるのは私だけ?私だけですかね・・・。
46曲目『そして、歩き出す』・・・節目で使われた曲で、個人的に『大正野球娘』のテーマにしています。大正時代を意識してか雰囲気が良く出ています。
アニメを観た方は『東京節』のインパクトはとてもあると思います。まだ買っていない方は購入をおすすめします。
観ていない方には、いきなりサントラはすすめづらいので「DVD」ならびに「BD」をおすすめします。
この作品は夕方放送しても良い内容で、全話を通して安心して観れる(たまに一人突然キレる人がいますが怖い作品ではありません(笑))良作だと全話観て思いました。
「放送されたアニメ=録画でOK」の考えの私が本当にBD版を買おうか悩む初めての作品(じゃあ買えよ!というつっこみはナシで(笑)まだ買うかもしれないので)です。
好みは人それぞれですが、笑えるシーンが結構あったり、微笑ましいシーンがあったりするので良い作品だと思うのですが・・・。
アニメ・ホット・ウェーブ3
アニメホットウェーブ1〜4作については、テレビまんが主題歌のあゆみやアニメ歌年鑑と
あまり曲がかぶっておらず、貴重な音源が多いです。
その意味では、他の方も挙げておられますが、つる姫とムサシは特に貴重です。
なお、本作品集には残念ながら収録されていませんが、当時のアニメの名曲の一つに、
新世紀GPXサイバーフォーミュラのEDであるWinnersという曲があります。
この曲は、当時のテレビ東京のアニメ番組(たぶん声優倶楽部だったと思いますが)で、
並み居るアニメ主題歌を押しのけてファン投票1位になったことがありますが、それに
相応する名曲です(うろ覚えですが)。
この曲が入ってないのは画竜点睛を欠くところですが、幸いシングルが今でも買えます。
名曲なので、一緒に購入されてはいかがでしょうか。
フォトカノ オフィシャルコンプリートガイド (ファミ通の攻略本)
PSPゲーム「フォトカノ」の攻略本。
会話に撮影にイベントにと、とにかくデータがやたら多いゲームなのですが、本書はそれらの要素を「ほぼ」全て掲載。
各キャラのマッチング会話に関するデータやイベントの発生条件は詳細に記述されていますし、
誘った回数によって撮影出来る内容が変わる下校デートなどの注意点についてもちゃんと触れられています。
全キャラの衣装やオプション、フォトセッション時の基本的なアングル(場所・ポーズ毎に変化する)や、ボーナスキャラである「アホ毛あっぴー」の場所など、
ビジュアル的な要素はちゃんとスクリーンショット付きで載っているのも嬉しい点です。
このように欲しい情報は「大体」入っているのですが、体育と家庭科の時間割に関する記述がないのがちょっといただけません。
フリーフォトセッションではギャラリーへの写真の追加が行えないために、ギャラリーの充実のためにはこのデータが必要不可欠にも関わらず、です。
このため時間割についてはゲーム雑誌のバックナンバーを持っておくなり、自力で調べるなり、ネットで調べるなりしなくてはなりません。
下校時に昇降口で各キャラと出会う確率は均等であるというのも、実際にプレイしていたらちょっと耳を疑いたくなるような話ですが……
まあ攻略本が言うのならそうなのでしょう、きっと。
この本を買えば完璧!というわけではないのが惜しいですが、とはいえこのゲームを遊び尽くそうと思うのなら必携の書である事は間違いありません。
ちなみにイラストや設定資料について多くを求める場合には、夏発売予定のビジュアルファンブックを待った方がいいかも知れません。
こちらはあくまでゲームの攻略本です。
英文標準問題精講
大学院受験(特に社会に出てからの)で英語力の不足は致命的です。
過去の学部受験の際にかなり頑張った人ほど過去の経験を過信して基礎的な構文読解力や文法の知識が失われているのに気が付かない場合が多いようです。これでは幾ら専門用語の語彙を増やしてもライバルに勝つことは出来ないでしょう。
その対策としては専門書を読み込むのと平行して、本書のような大学受験レベルの構文解説のしっかりした参考書を一冊徹底的にマスターするのがベストです。訳出出来ない構文に出会い、これが試験本番だったらと冷や汗を掻くことが多々あると思います。本書は著名な作家の小説やエッセイが主ですが、欧米のインテリ独自のソフィストケイトされた隠喩やレトリックが多々紹介されており、これは新聞や時事英文のみに慣れ親しんだだけでは決して読解は出来ないと思います。このような表現の含意を汲み取れるか否かが院入試の鍵となります。
ただし本書は伊東和夫氏の類書のように和訳において構文を徹底分析して厳格に日本語に置き換える作業手順を説明するのではなく、感覚的に訳して置き換えているだけと思われる個所がいくつか見られます。その前後は詳しい説明がなされているのに肝心の部分の詳説がなく悔しい思いをした経験があります。伊東氏のそれにおいてはなぜその様な意訳をするのかまで(くどいほど)説明がなされてますが、本書においてはさらっと流しておしまいの部分があり、そこは気になります。