エリカ 女性秘匿捜査官・原麻希 (宝島社文庫)
女性秘匿捜査官・原麻希シリーズ第四弾。間違いなくシリーズ最高傑作であろう。二転三転する驚愕のストーリー、テロ集団・背望会の黒幕の正体、そして新たな謎、原麻希はこの後どうなるのか…第五弾は…続編が待ち遠しい。
パワーダウンしたと思ったシリーズ第三弾だが、やはりシリーズ第四弾へのつなぎに過ぎなかったようだ。
エリカ 奇跡のいのち
ナチスによって捕らえられ、収容所に向かう貨車の窓から生後間もない赤ちゃんが窓の外に放り投げられます。
その子が「エリカ」と名付けられてドイツ人の手によって育てられた物語です。
実在の「エリカ」に出会った一人のアメリカ人教師が実話に基づいて物語にしました。
「お母さまは、じぶんは「死」にむかいながら、わたしを「生」にむかってなげたのです。」
戦争の悲惨さの中に、あまりにも深い深い母親の愛情を描いたお話でした。
その時、そう決断したお母さんの気持ちを考えれば考えるほど(もちろんお父さんもいたでしょう)いたたまれない気持ちになります。
「奇跡のいのち」のエリカが、その時居合わせたドイツ人の手によって危険を顧みず育てられ、幸せに家庭を築いていること。
そこにも一つの物語があると実感しました。
また、とても静かな中に戦争の緊迫感が迫りくるリアリティーのある絵が秀逸でした。
たんたんと語られる言葉の中に命の重みをずっしりと感じる物語でした。
FREE(初回生産限定盤)(DVD付)
エリカといえば、とある車のコマーシャルで
鳥かごの中から出てくる奇抜なイメージのものが想像できるかと思うのですが
まさに、そのコマーシャル中に流れているのがFREEな訳なんです。
サビの部分のメロディが良くて、何回も聴いてしまうくらい、
FREEのサビはいいと思います。
個人的にはそのせいか、FREE以外の曲がぼやけちゃった・・・かな?
秘密諜報員エリカ DVD-BOX
好意的なレビューが多くて、なんだか嬉しいです。
私も、このドラマ、大好きでしたから。
タイトルは「諜報員」ですが、内容的には、「女の恨み、はらします」みたいな感じで、必殺シリーズに近いです。裏家業であることも共通します。
その意味では、ステレオタイプですが、「色気のある中村主水」を演じる栗山さんの魅力で、二番煎じの印象は全くありません。
(渋々やってる裏稼業ですが、「女がイジメられてる」と感じた瞬間、戦闘モードに突入します。その眼差しが、なかなか迫力があって、結構やみつきになりますw)
本人やスタッフがどう考えているのかは知りませんが、栗山さんの代表作になる可能性すら秘めているのではないでしょうか。
若干、セクシー路線がキツめなので、このあたりを修正しないと幅広い世代からの支持は困難かもしれませんが、映画化などにチャレンジして欲しいものです。
(タランティーノが監督やりたがったりしてw)
タイヨウのうた (初回限定盤)(DVD付)
白鳥英美子(トワ・エ・モア)の娘:白鳥マイカ作曲の、ドラマ劇中歌。主役である雨音薫(あまね・かおる)役を務めた沢尻エリカの、事実上のデビュー曲だ。決して歌が上手いとは思わないが、楽曲の良さに加え、希少価値という意味では★5つ以外、考えられない。
ドラマ自体は、視聴率10%前後。大ヒットしたとは言えなかった。このためレコード会社の読みも控えめだった。しかし、難病をテーマにしたドラマの雰囲気と見事にマッチしたこのCDには、予想を超える注文が殺到。初回盤は、たった1日で売り切れてしまった。
「初回盤を追加出荷して欲しい」との声が多数寄せられたが、レコード会社及び本人は、最初の約束を貫き、DVD付初回盤が再び店頭に並ぶことはなかった。一時は、帯なしの中古盤でさえ、数倍に高騰。稀に見る入手困難作品と言われた。
しかしその後「別に…」の件があり、一時の熱狂的な追い風はなくなった。密かに「二度とないチャンスかも(嬉)」と思って、状態の良い中古盤を狙っていた。読みは当たり、帯付き良質盤をGETした。ありがとう。家宝にします!!
後にリリースされた、作曲者本人の方も美しくて良いですが、荒々しいロック・アレンジのこの歌は「絶唱」の迫力があって良いのです。♪笑って 泣いて 君と出会えて ♪見える 世界は 輝きだした… シンプルなフレーズなのに、泣けるんですよね。自分も時々、人とぶつかる人間なので「あの件」も気持ち的には何となく理解できてしまうのでした。