耳をすませば (集英社文庫)
同名表題映画の原作本です。何分古い作品ですので映画を見た後にこちらの原作本に触れる方が多い事と思います(私もそうです)が、強いてどちらかと言うならばこちらを推したいと思います。
勿論映画の方も名作である事は疑いようがありません。私も公開当時大変な感銘を受け、当然のようにDVDも所持しております。ですが原作を読むと若干の違和感を感じてしまうのです。
物語の基本線は同じです。が、相違点も多いです。聖司のヴァイオリン作りの描写は原作にはありません。本来の彼は絵画に傾倒しているようです。よってカントリー・ロードの話も当然ありません。主題歌という事で無理やり挿入した感が漂ってしまいます。
他にも雫の表情や聖司とのやり取りが、映画よりもより自然な感じがします。
映画を批判するような内容になりましたがどちらも名作です。ただ、映画に比べて原作の知名度が低いという不自然な(寧ろ自然かもしれませんが)状況を打破する為にも、1人でも多くの方にこの本を読んで頂きたいと思いまして、駄文の掲載を懇願した次第であります。
バロン―猫の男爵 (Animage comics special)
「猫の恩返し」原作本。
「耳をすませば」(+「幸せな時間」)と一部設定は引き継いでいますが登場人物や流れは全く違いますので別の独立した作品と考えるべきでしょう。
映画と比べると展開が若干急なのが残念な所。大きく省略された点はありませんがユキちゃんと再会時のエピソードや迷路での出来事等に相違点が見受けられます。
絵柄に関しては初期作品とはかなり変化してしまいましたが賛否は難しい所。私は好感が持てましたが受け付けない方もいらっしゃるようです。柊先生の絵に惚れているといった方はその点にも注意が必要です。
星の瞳のシルエット 1 (集英社文庫―コミック版)
中高生の女の子には是非お勧めしたい青春恋愛マンガの金字塔。堂々たる名作です。とにかく奇を衒わないガチガチの少女マンガ。作者のはじめての長編連載とのことで作品に向かう真摯な姿勢が感じ取れそうな良書です。三年半の連載でこれだけのストーリーテリングをやってのけた集中力には感服します。長編ともなるとマンネリ化し堂々巡りを繰り返し最初の情熱が見失われていく作品も沢山ありますが、「星の瞳のシルエット」はそうした袋小路にはまり込むことなく物語は着実に季節を重ね美しい実を結びます。作者自身のマンガの技量も作品を通して変化しているのが感じられます。裏切りやどんでん返しを期待できる作品ではなく、筋立てを追いかけてばかりでは作品の本質を見落としてしまいそうな定番の設定から紡ぎ出される心ある物語。時を重ね時は移ろい些細な出来事に一喜一憂しながら健全さを見失うことなくゆっくりと成長する思春期の運びを見事に醸成して見せます。終盤思い出のすすき野原で自分の気持ちを真摯に言葉にする香澄ちゃんに私の心は知らず拍手をおくっていました。
「ロミオの青い空」オリジナル・サウンドトラック(3)~メモリアル・ストリーズ・セレクション
このCDは愛さん(ロミオ)の曲が2曲入っているのですが、
それがとても素敵ですv
1曲は、ロミオがアルフレドのことを思って(思い出して)歌った歌で
とにかくせつないです・・。(><。)
2曲目は、「空へ・・・」を愛さんがカバーしてるんですが、いいです!
私がファンだからってとこもあると思うし、笠原さんが歌ってる方がらしいし、一般向けとは言いがたいんですが・・。でも、ロミオが歌ってるんですよ!!
愛さんファン&ロミオファンにはお勧めします!
ドラマの方は私的にはちょっといまいちかな~って思います。(すいません!)
あらすじ~って感じで・・。どんっどん話が進んじゃうし・・。
それならアニメの方見た方が楽しいな~と感じました。
ちょっと(?)ケチ付け!ちゃいましたが、愛さんの歌を聞くだけでも価値大有りです!
猫の恩返し/ギブリーズ episode 2 [VHS]
最近まで全く興味が無かったのが本作「猫の恩返し」。
でも最近になって、親戚の子供がこのビデオを観ていて、
とても面白かったので購入した。女の子の思春期を感じさせる
作りに好感を持った。主人公の「ハル」がとても可愛くて
良かった。音も良く、最後の方はなかなかリアルに仕上がっていた。
猫の恩返しだけだったら星は5つだったのに、ギブリーズの存在で
星が3つに下がってしまった。