ハンナ・バーベラ日本語版主題歌レコードコレクション
何と言っても放映から32年たって初めてCD化された「アストロ超人ジャンボ」でしょう。♪ガオ ガオ ガオ ドンバー♪と始まるおどろおどろしくも懐かしい主題歌を聞いて不覚にも落涙…。
他にも「J.Q.」が2バージョン、「クマゴロー」そして「トムとジェリー」が初のCD化です。実は「トムとジェリー」は以前にも同じ東芝EMIから発売されていたのですが今回のは曲のラストまで聞ける完全版です。
スカイキッド
「コミカルな雰囲気」を前面に押し出したシューティングゲームというと、これと「プーヤン」が頭に浮かびますね。
確かに「左に画面がスクロール」するのは珍しい。
宙返りが出来るというのも異色。ステージの決まった地点で宙返りを決めると、「自由の女神」のスカートがまくれたりしてボーナスポイントを得たりもできたり・・・と随所に遊び心が見られます。
スカイキッドブラック魔王 コンプリートDVD-BOX
やはり日本語の主題歌の歌詞の印象がとっても強いです。
ケンケンのしっぽがとっても好き。
あんなしっぽを持った犬がペットとして欲しいと、子どもの頃真剣に考えたものです(笑。
ブラック魔王の間抜けな悪党ぶりと、主人のブラック魔王にどこかしらけているケンケンのコンビがとってもいい。
これぞアメリカンテイストのお気楽ギャグ満載の楽しいアニメ。
ハンナ・バーベラ日本語版主題歌集
ライナーノーツにハンナバーバラ日本語版を演出された高桑慎一郎氏のインタビューがあり、なぜ、アメリカのアニメにチキチキマシンだのドボチョン一家だの、ふざけた(失礼、個性的な)タイトルをつけられ、由利徹さんはじめ豪華な声優陣をそろえられたか答えられています。アメリカと言えば憧れの対象だった、そんな戦後を引きずった時代に、日本人としての矜持を持ち、子供向けと侮らず制作にあたられていた姿勢には軽い感動を覚えます。
本作は、いわゆるハンナバーバラのベストCDというより、そんな日本オリジナルなワールドが展開されるセレクトと思われます。そのためか、2枚組にも関わらず、ハンナバーバラ作品中、最もメジャーで日本語主題歌がそれなりにレアな「トムとジェリー」や、主題歌のサビが記憶に鮮明な(コアなファンのみかもしれませんが)「JQ」、「宇宙怪人ゴースト」と言った作品はピックアップされず、エンヤトットドッコイショとかパパラパーとか、わけのわからないカタカナ擬音の比率が高い曲が多い印象です。
また、1枚目がTVコレクション、2枚目がレコードコレクションとなっており、それぞれの味わい(前者はとにかく懐かしく、後者はTVで耳にしなかった部分が出てくるが、コアな音源として)で独立して楽しめる内容となっております。
アラフィフの方には、気分ウキウキとなり、いつしか♪ラリホーラリホーラリルレロンと口ずさんでいる自分に気づく、そんなCDです。