忍び寄る最悪危機 いますぐ アメリカ発の金融大崩壊に備えよ
アメリカのバブル崩壊を予測した著者たちがさらなる未来を予測、という触れ込みだったので期待しながら読んだが正直期待はずれ、というより期待しすぎた。「独自の分析」により次の未来、すなわちドルのインフレとアメリカ国債の信用低下を述べている。だから金を買え、という結論なのだが、説得力に欠ける。著者の主張には基本的に賛成だが、何故そうなるかの詳しい説明が殆どないなら、素人の主張と変わらないのではないか。
紙幣発行の約2年後にインフレになる、企業収益の伸びは長期的にはGDPの伸びに比例する、など研究者しか知らない研究成果が述べられておりその辺りは興味深かったが、そういうのは例外で、あくまで一般論的な議論展開に感じられた。読んで良かったと思うが、この内容なら本の厚さを半分にして欲しかった。「独自の分析」結果をえんえんと説明するのではなく、どのような根拠・データからどういう論理で、そのような結論にたどり着いたのかの説明が欲しかった。
批判的な事を述べたが、読んで損のない本である。ところどころの冗長さを我慢すれば、著者の主張は的を得ていると考える。
Don’t be afraid
1991年発売のアルバムだが、中山美穂さんへの提供曲が魅力的で、本人の歌声も聴いてみたくて入手した一品。
サウンド的にはオールドスクールとニュースクールの狭間というか、シンクラビアなどが活躍した時代で、このアルバムにもサウンドには打ち込みが多用されている。
彼女のスイートでハスキー(とはちょっと違う気がするので、ビターな、というか)が最も発揮されるのはコーラス部分。男性ヴォーカルとの積みも素敵で、現代のシンクロナイズドされたコーラスではない、生きたコーラスとメインヴォーカルを堪能するのにはぴったりです。
ラストの「SATISFACTION」などは、彼女らしさとレゲエの(原曲のストーンズらしからぬ)リズムなどは、21世紀を迎えた今でも古臭さを感じません。
プライベートでも親交があったらしい中山美穂さんが彼女の曲を多数歌っていたことにも、(ミポリン側の)センスの良さを感じますが、Cindyの声は、もう聴けない。
彼女がCindyの遺志をもっと継いでくれたら。。。
80年代後半あたりの洋楽好きにはおすすめです。
シンプルデザインレディースローファー(黒・茶)HFA-32702
子供が通学に使ってます。成長期なので一年に2足ぐらい買います。ローファーは靴屋さんでだいたい四千円から五千円します。一足1500円だったので試しに買ってみました。5000円するローファーと比べるとつやはありませんが、全然OKです。私は靴を大事に扱う方なので汚れたら手入れもしますが、すぐひび割れが出来たりするかな?と思ったりしましたがひび割れなしです。今から子供さんが中学高校で通学などにローファー使用の方にお勧めです。満足してます。
子ども虐待問題の理論と研究 (明石ライブラリー)
子ども虐待研究に関するバランスのとれた概説書は、実は日本ではそれほど多くない。社会福祉系の研究者が書いたものは制度と統計データの解説中心であるし、心理学者の書いたものは被虐待児のカウンセリング中心になってしまいがちである。そのため、たとえば、虐待の原因論についての海外の研究(の最新の成果)は、本邦では、ほとんど紹介されていないのが現状である。このような中で、本書は、定評あるこの問題のテキストを翻訳したものとして評価できる。私の知る限り、この原書は、海外でも最も評価が高いもののひとつであり、多くの大学で参考書やテキストとして指定されている。翻訳に関しても、この分野の研究者でなく、プロの翻訳家が訳したのは大正解であり、非常に読みやすく、専門用語の誤り!も非常に少ない。虐待問題に関心を持つ人、とくにこの分野の実務家、学部生、大学院生が最初に読むべき本として大いにおすすめする。ただ、縦書きであること、版が小さいためやたら厚くなってしまい持ち歩きにくいのが、少し気になるところだ。