ギターズ・フロム・マーズ 2 [ロック編] [DVD]
ポールギルバートはいくつか教則本や教則ビデオを出しているが、彼の教則系は常に分かり易く、生徒に視点を落とした内容にいつも関心するのだが、このDVDも例にたがわず初心者から中級者対象のブルースにおけるギターの弾き方を分かりやすく説明している。この教則はまずベントとビヴラートの重要性から始まるのだが、これら基本テクニックをおろそかにしている昨今のバンドギタリストに対して、ポールが叱責をしているかような説き方である。しかし、実はすごいギタリストであるにもかかわらず、ポールは我々に教える時には親切丁寧、自分の持ちフレーズを分かり易く高ぶることなく話しかけている内容であり、ファンからの距離感を感じさせない。これが彼がギターキッズから慕われている理由でもあるのだと改めて感じた。ポールギルバートは彼独特の「手グセ」があり、それを嫌う人も多いが、この教則DVDを見たら実は彼のギタープレイの裏にある蓄積されたギター理論にはきっと驚かされると思う。また、教則の合間に、「コロラド・ブルドッグ」や「テイク・カヴァー」をカラオケをバックに弾いており、ここを見るだけでも買いかも。
ヴィブラート(DVD付き初回限定盤)
正直言って面白くなかった。ポールのソロというよりもエミ・ギルバートのソロをサポートしている作品と言ったほうが的確では?全くポールらしからぬ作品なのでどうしてか?と思ったら、何やらジャズっぽいキーボードが耳障りなのだ。あまりお上手ではないジャズった演奏を長々とやられると退屈極まりないのだ。恐妻家なのか、お願いされて今回だけはと仕方なく従ったのか判らないがポールらしさは全く無い。
証拠ではないが、おまけのDVDに殆どの曲はスタジオで3時間くらいでジャムって作っちゃったと白状していて、練りに練られた作品ではなくダラダラと演奏したものを繋ぎあわせて作ったような印象だ。映像も音がしっかり入っていないので非常に退屈で、とにかく何か余計なものをおまけで付けないと売れないのを予め判っていたような企画だ。事実全く趣向の違うライブ3曲を入れることで後半にポールらしい演奏をくっ付けましたと言わんばかりの最後っ屁で作品は纏まりなく終わってしまう。
もう少ししっかり作品を作り上げないと、その甘えが尾を引くことにならなければいいのだが・・・。
ポール・ギルバート ギターズ・フロム・マーズ2(ロック編) [VHS]
ポールはほんとに教え上手だなーって感じます。このビデオではフレーズ作りのノウハウを分かりやすく実戦的に教えてくれます。スケールやモードではなく、ペンタトニック+αといった感じでわかりやすく教えてくれます。速弾きについても理路整然とポールらしく教えてくれます。何曲かデモ演奏が入っているんですが、最後のエマーソンレイク&パーマーのKarnEvil9は感動です。歌いながらすばらしいプレイをしています。必見!!
ヤングギター[ビギナーズ01] ポール・ギルバート インタビュー&奏法講座 (シンコー・ミュージックMOOK)
ポール・ギルバートによる、初心者向けのギターレッスンです。
けっこう濃い内容で、中級者でも十分ためになる内容と思います。
ギターレッスン、エクソサイス、音楽用語、ギターメンテナンス、必聴ガイドなど、CDもついてます。
ファズ・ユニバース
Mr.Bigの再結成にも参加、アメリカを代表する凄腕ギタリスト=ポール・ギルバート、2010年発表の「Fuzz Universe」に 続く、2012年発表の13作目。今回は、インスト曲だけでなく、 久々にポールのヴォーカル曲も収録とファンにはたまらない作品になっています。本作は2012年6月録音のスタジオ・レコーディング8曲に、2010年「Fuzz Universe」ヨーロッパ・ツアー時にレコーディングされたライヴ3曲を合体させた作品であり、ライヴ音源はすべてカヴァーで、イエス 「ラウンドアバウト」、マディ・ウォーターズ「アイ・ウォント・ビー・ラヴド」、AC/DC「ゴー・ダウン」の3曲を収録しています。ポール・ギルバートのルーツもわかり、ファンもハード・ロック・リスナー必携アイテムです。