図説 日本妖怪大全 (講談社プラスアルファ文庫)
Mr. Shigeru Mizuki is famous for his comics in Japan and
East Asia, he makes many traditional monsters and ghosts alive
with his pen.
This book provides readers with enormous monsters in Japanese
culture. Since the Japaneses' religious belief involves somewhat
pantheism, people interested in Japan should learn more about
the mysterious. As a foreigner, I think this title dedicates
both for those interested in mysteries and in popular culture;
both for ordinary and academic reader as an introduction.
If possible, I think it would be much better to have a
bibliography in next new edtion.
水木しげるの妖怪図鑑〈下〉 (講談社X文庫)
本書は妖怪図鑑の下巻として94体の妖怪を紹介しています。
本書のよい点は、本書の構成です。本書はまず見開き2ページで妖怪を解説したあと、水
木先生の妖怪画を掲載しています。そのため「先生はどんな風に描いたんだろう」と想像
しながら、ページをめくる楽しみがあります。
くわえて本書のよい点は、現在流布している妖怪が、先生が史料から図像化した一解釈で
あることを示していることです。
先生じしんも「あとがき」でのべておられるように、現在定着している妖怪像は、先生自
身が史料をとおして再発見したものです。はじめから妖怪という存在があったわけではな
いのです。
したがって本書のような構成は、先生による妖怪画が定着した現在、貴重だと思います。
〈目次〉
カラー口絵(狂骨、だきつき柱、百目)
袖ひき小僧ほか90体
あとがき
水木しげるの妖怪地図―47都道府県ご当地妖怪を訪ねる (別冊太陽 太陽の地図帖 8)
妖怪地図とありますが、詳細な地図ではありません。
該当地区の有名な妖怪の見出しのと云うか、ヘッドライン。
常陸の国の日より坊主様は名前のみで登場。
なんか寂しい。
大好きなダイバも載っていないし。
ページ数の関係で仕方が無いのでしょうが。
それでも結構楽しめました。
子供と楽しめる本だと思います。