まぼろしの邪馬台国 [DVD]
優等生的な役柄が多い吉永小百合が、この映画ではお茶目で明るい面を見せ、奇人の夫を気丈に支え、おおらかに包み込むように愛し、最後には幻想シーンで卑弥呼の役を演じる。久しぶりに彼女の魅力を堪能できた作品だ。その夫を演じる竹中直人は奇人ぶりを誇張しすぎているように感じる部分も若干あるが、ハンディを抱えつつもアクティブに動き回る異能の事業家・邪馬台国研究家は、適役と言っていいだろう。駅のホームで求愛する場面、妻の手を借りて妻の手作りの九州の立体地図をなぞった後、妻の顔に触れるシーンはしっかり決めてくれる。吉永小百合と竹中直人、息の合ったいいコンビだ。
その夫婦が旅して回る九州の自然美が見事にフィルムに捉えられている。特に金色に輝く宇土半島の干潟の美しさは比類ない。最後の幻想シーンも決して唐突ではないと私は思う。しかし、セリーヌ・ディオンが日本語で卑弥呼のテーマを歌い上げるのには驚いた。
結論として、本作も最近の邦画の好調さを実感できる佳作である。
モン・ビジュー
01.もう一度HOLY NIGHT
02.土曜日のブランチ
03.海
04.別れ方を知らない
05.MISTY BLUE
06.ただひとつの「さよなら」
07.LOVING YOU
08.最後まで・・・
09.蒼いゲレンデ
10.夜を越えて
大誘拐 RAINBOW KIDS [DVD]
いかり警部が登場する時のこの独特な雰囲気 古き日本の推理小説系を彷彿とさせます なぜかこの作品を皮切りに怪人二十面相系の映画はめっきりと消え失せてしまいますそういう意味でも貴重 また日本の風土山が舞台となっておりアジア独特の文化が入り混じっております これもまた貴重 いろんな意味でレアなこの作品はおすすめです
風間トオル―TOHRU KAZAMA PHOTOGRAPHS
かなり前の写真集ですが、若い風間トオルが見られます。 彼の写真集の中では露出度が一番高いように思います。 彼のファンの方にはたまらない1点です。