HEAVENS GATE 無一文Leaf/AQUAPLUS作品集 (IDコミックス DNAメディアコミックス)
イルファさんメインの作品であるが
アンソロジーコミックに収められていた作品ばかり
個人作品集としてはよいが、新作がみたかった
天国の門 [DVD]
作品の物凄いスケールの割に、興行的には記録的な大失敗に終わった、いわくつきのこの映画。その失敗のせいでマイケル・チミノ監督は、一時期ハリウッドを追放されたと聞きます。スゴい大失敗ですね。
内容の方は観終わってひたすら虚無感しか残りませんでした。チミノ監督の戦争場面の演出は、カメラはひたすら遠回しのアングルで、恐ろしく冷徹な描写です。
戦争には大義名分や善悪の立場の区別などなく、戦争そのものが悪で、ただただ巨大な虚無と略奪と破壊しかないのだと痛感しました。
この描き方は、胸が悪くなり、爽快には程遠いとはいえ、戦争の真実をえぐっているという点では充分合格点だと思います。
ラストもとりあえずは平穏に終わるのか、と思ったらあのシーンです。『ディア・ハンター』とは異なり、チミノ監督はひたすら残虐性を描くのに執念を燃やしているとしか思えません。この様な物語の惨憺たる経過も興行に影を落としたのでしょうか?
『ディア・ハンター』では、「この映画は戦争映画ではない」と語っていたチミノ監督ですが、この作品は戦争の悲劇を真正面から捉えた超大作です。ブッシュにも観たことがないなら是非鑑賞してもらって、行いを悔い改めてほしいですね。
あと、惜しむらくは、DVDの画質と解像度がVHS並みに劣悪なことです。デジタル・ニューマスター版には出来なかったのでしょうか?そこが納得いかないので、本来は星5つのところを星4つとします。
ミッキー・ロークとジェフ・ブリッジスが出演しており、彼らのまだ若い初々しい姿も拝見できます。
Hell for Sale
ドイツ出身のメロディック・メタル・バンドの’92年発表の3rd。
いわゆる典型的なジャーマン・メタル、或いはメロディック・スピード・メタルというスタイルだ。
楽曲は、本作にもメンバーが参加している、初期GAMMA RAYと瓜二つで、JUDAS PRIESTに影響を受けたのが如実に反映している作風である。
けれども、それだけではない、なかなか個性的な面もあり、イントロがバグパイプで始まる3、ジャズ調に始まる9、欧州民謡調のアコースティック・ナンバーの10、更に、誰しもが一度は耳にしたことがあるであろう、ボーナス・トラックのモンティ・パイソンの有名曲12という意外かつ遊び心のあるカヴァーなど、実にバラエティに富んでいる。
現在は解散状態にあるバンドだが、メンバーのS.PEATHは、イタリア出身のメロディック・メタル・バンドRAPSODYのプロデュースの面で貢献するなどの仕事ぶりは、本作を聴けば納得できる。
ただ、HALLOWEENを中心とする、本作発表時のジャーマン・メタル・バンドの創世記に、これだけ個性的で質の高い作品を作っていただけに、現在解散状態にあるのが、残念であり、勿体無いような気がする。
Angel Beats!Heaven’s Door 2 (電撃コミックス)
一巻同様とても絵が綺麗。カッコよくてかわいい岩沢さんに惚れます。今後どんな展開になるのか楽しみです。Angelbeatsファンなら買って損はしないと思います。今から3巻が待ち遠しい!