臥夢螺館 上 KCデラックス
連載当時、日常を虚構が少しずつ侵食していく感じが好きで愛読してました。
あのころ、ちょっとそういうのが流行っていたと思います。ビデオドロームとか裸でランチとか。
途中で打ち切りになって、ずーっと気になっていたので、ちゃんと完結して本になってるのを知って早速購入。
この人絵がとても上手い。だから説明がなくても絵だけで感覚的に伝えれれる事が多いんだよね。
登場する天使の造形も、なんとも言えない面白みと嫌悪感をあわせもってる。
うろしま物語 (F×COMICS)
エロチック・ファンタジーとのことですが、エロかどうかよりも「かなり変」です。
元来不条理マンガをお得意にされていた福山さんですから多少のことでは驚きませんが、『17』といい『臥夢螺館』といい、これといい、福山さんこんな作風だったかなぁ。
こういう町があったらと夢想することは誰でも一度ぐらいあるでしょうが、若いうちならともかく年取ってからですと、それこそ「浦島太郎」のようにケムリしか出ないということになりかねません。アー、クワバラくわばら。
F氏的日常 (九竜コミックス)
経済誌『週間ダイヤモンド』に連載中の一コママンガ。
一コマとはいえ、『ダイヤモンド』にマンガが掲載されるのは創刊以来初の快挙だそうです。
平成13年度(第5回)文化庁メディア芸術祭大賞・マンガ部門大賞受賞。
Genius Party<ジーニアス・パーティ> [DVD]
こういう作品がある事にホッとしました。子供の絵本の代わりに見ても良さそうなもの、アートとして見れるもの、ワケわからないもの、青春もの。
好きな話とそうでない話がありますが、とにかく作品に幅があって面白いです。頭を空にして何も考えずに、映像、音を楽しむといいのではと感じました。
多少のお酒を飲みながらというのも良いかもしれません。
これからのアニメーションは、もっと芸術性を大事にするべきだし、そういう方向に向かってほしいと考えてる自分には嬉しく、ワクワクする作品でした。