エクスパンド
イーグルスのベーシスト、ティモシー・B・シュミットの8年ぶり、5枚目のソロアルバム。
今回はカバーはなく全て自作。プロデュースも自らが行っている。加えて様々な楽器も自らがこなしており、曲によっては彼の息子が参加したりしているようだ。
前作『FEED THE FIRE』が超名作だったので、今回も期待して聴いた。
全体的にかなりリラックスした感じで、全体の雰囲気はとてもよい。が、彼特有のちょっと哀愁を感じさせるようなセンチメンタルな曲がないのが残念だ。還暦を過ぎても変わらない素敵な声は相変わらずだが。
ぜひソロでも来日してほしい。
ドン・フェルダー自伝 天国と地獄 イーグルスという人生
グレン・フライ、ドン・ヘンリーに対する見方が、この本を読むことで変わることはなかった。天才にエゴは付きもので、この二人に比べれば普通の人ドン・フェルダーから見たイーグルスと、それを取り巻く世界を、大変興味深く読むことができた。もしこれを暴露本と言うのなら、ザ・ゴッズに対する恨みではなく、己の運命を最終的に受け入れつつ、やり場のない感情をここに吐き出したとのだと受け取った。
今でも、本心からイーグルスとしてやりたいのだろう。そして心からイーグルスの音楽を愛しているのだろう。イーグルスは自分の人生そのものだというフェルダーの声が、痛いほど伝わってくる。そして・・・
僕はフェルダーの居るイーグルスを、現在進行形で聴きたい。本当に、彼を首になんかして欲しくなかった。グレンにはならぬ堪忍をしてもらって、彼を残してもらいたかった。ランディとバーニーまでは望めないのなら、せめてザ・ロング・ランのメンバーで聴きたい。
二人のリーダーの違った側面を知ることで彼らに対する興味がさらに強まったし、ドン・フェルダーへのシンパシーも芽生えた。
これはこれでひとつの見方ということで、とくに大人のイーグルス・ファンの方々には、ぜひ読んで頂きたい。
内容とは関係ないが、この本の誤植は多すぎる。ロクに校正していないのが見え見えで、それがなければ☆5つでもよかった。
テル・ミー・ザ・トゥルース
これはロックアルバムではないし、
音がなにしろ古い。
が、曲のよさで古さをカバー。
特にSomething Sadがいい。
佐藤竹善バージョンのテンポのほうがいいのかもしれないが、
この声も悪くない。
イーグルスのベストに入っていても納得の傑作だと思う。
これ1曲のためだけにも買う価値はある。
Something sad is something good!
ムービー~ザ・ベスト~
古今の名曲を1枚にまとめているのですが,いずれも映画中の
印象的な場面で使われている曲が多いのが特徴です.『ローズ』
の哀切さに涙を流したことや,『君に想いを』の哀愁を誘うよ
うな旋律と歌など,もう一度その映画を見たいという気持ちに
なります.収録されている映画のほとんどを,ちょうど多感な
時期に見たためでしょうか,CDを聞くことで同時に映像さえも
甘いあるいは苦い思い出と共に記憶の底から呼び起こしてくれ
ます.ジャケットのデザインも収録曲に合うイメージです.
おすすめの1枚.
シネマ~フォーエバー・ベスト~
このサントラのオムニバス、なかなかいい。なんといっても、ティモシーBのソーマッチインラブが最高だ!この曲のカバーは数多いが、ティモシーのカバーは素晴らしい。実にセンスが良い。ハーモニーが洗練されていて、何度聴いてもソーマッチな感じなのだ。