16×16 ( イロ×イロ : 色 描ける 色 )
TENORI-ON(TNR-W)のオーナです。プロミュージシャンがTENORI-ONでどのような音楽を奏でるのか興味があり購入しました。
聞いた第一感想は「TENORI-ONのポテンシャルを生かしきれてないのでは?」でした。
TENORI-ON独特の浮遊感や洞窟の中で響く水滴の音の透明感のような物があまり感じられません。
原因はおそらくTENORI-ON以外の音源(YAMAHのrm1x)がTENORI-ONの雰囲気を打ち消しているためだと思います。
ACID系のrm1xの音色がTENORI-ONの"空気"に合うとは到底思えません。
曲全体の雰囲気はレイハラカミに似ていますが、楽曲のクオリティはレイハラカミ(15年前の音源SC-88Pro)に軍配が上がります。
(クレジットノートにレイハラカミの名前があり作成に少し係わっているようです)
残念ながらエレクトロニカのCDとしてこれだけのお金を払うだけの価値は見い出せませんが、
TENORI-ONオーナであれば、CD2枚組の豪華なデモソング集として手元に置いて損はないと思います。