最期
藤田まことといえば、「てなもんや三度笠」、「必殺仕置人」そして「はぐれ刑事純情派」。雰囲気が好きな役者さんなので、さっそく買って読みました。期待にたがわず面白い本でした。
何が良いかというと、まず、役者・藤田まことの生い立ちからずっと、今までの役者人生を詳しく知ることができます。2番目に、彼の人生においてかかわってきた役者さんたちや芸能界の人たちのことも、興味を引きます。へえ、この俳優さんは、こんな面があったのか、みたいな、新しい発見があります。まあ、多くは、彼と同じか彼より上の年代の人たちが登場していますが。そして3番目に、藤田まこと自身の生き方に、学ぶべきものがあると思います。けっして押し付けがましくなく、謙虚に「僕が」という1人称で書かれていることが多いのですが、そういうところに、役者・藤田まことの向こう側に、人間・原田眞(藤田まことの本名)の生き方が垣間見えて、共感したり、なるほど、と感心したり。
特に、この3番目の点は、藤田まことが特に好きな人でなくても、ものの見方や考え方に参考になるのではないでしょうか。
「はぐれ刑事」そのままの、肩の力が抜けた読みやすい文章です。ファンでない方にもお勧めします。
必殺! <劇場版>DVD-BOX
やはり、劇場公開第1作目がおすすめです。監督は、TVシリーズの演出を数多く手がけている貞永監督。特に歌舞伎役者の片岡孝夫さん演ずるのからくり人形師のキャラが超渋くかっこいいです。お約束の悪人を仕掛けるときの各キャラの必殺技の過剰すぎる演出!!(もちろん良い意味で)私は、中条きよしさんの三味線屋の役もいいです。(ワイヤーアクション元祖?)さらに、全シリーズ共通しているのは、中島さんの照明の見事なこと!!特に時代劇は、照明が命だと再認識しました。この作品は、歌舞伎、能、浄瑠璃、文楽など日本の古典芸能の要素ももりこまれて楽しめます。(外国映画では、この味は無理です)とにかく松竹(京都)のチーム凄い!!ファン以外も必見です。
真・翡翠の雫 緋色の欠片2 DS (通常版)
どうせなら追加要素が一番多い最新の物をと、DSを選びました。
緋色シリーズは緋色の欠片PSPのみプレイ済みです。
ルートは2人で1つのセットの様な物で、個別行動以外は同じ感じで、戦いも前作と比べ物にならない位「え?もぅ終わったの?」な終わり方で、クリアも早かったです。
カズキヨネ氏の描くキャラもスチルもとても綺麗です。
ですが…プレイ前には気になるお目当てキャラが何人かいたのですが、主人公含み攻略キャラは好き嫌いで言うと好きな方ではありますが、特別なお気に入りが出来ると言うまでにはならず、素材が良いだけに勿体無い印象でした。
その要因は短い故あっさり感じたシナリオ?
もしくは、前作は真弘先輩の悲恋ENDが一番好きだったのですが、ある意味印象に残る悲恋ENDが無かったのが原因?
個人的に良かった所を挙げるならば…
脇キャラの女の子達が魅力的だったのと、個人的に一番無いと思っていた賀茂君が意外や良かった事、敵側の羅門と豊玉姫の幼い頃の話にホロリとした事かな。
でもここの話は良かっただけに逆にもっと掘り下げて欲しかったと思いました。
サイドストーリーとかであれば嬉しかったです。
おまけを含んでも全般サクサク出来ますので、初心者や長いのが苦手な方には丁度良い位かと思います。
真・翡翠の雫 緋色の欠片2 DS(限定版: コンテンツCD/卓上カレンダー同梱)
1作目のDS版に比べてキャラの立ち絵が大きく見やすくなり、スキップ機能も振り分けと速度が向上して操作性はよくなったと思います。
しかしシナリオ改訂があったバージョンの為か、用語集の外典を見てもいまいち背景の見えてこない設定(特に壬生一族)等があり釈然としない部分もあります。
後日談は大円団EDが見当たらないので全員のEDを見た上でこの状態だと少々戸惑います。
改訂で登場がなくなった前作キャラはここに登場させても良いのでは、と思いますが一切登場が無く残念です。
藤田まこと
このカセットには7曲入っていますが、中でも 川中美幸さんとのデュエットで『浪花恋しぐれ』は最高にいい歌声でした。
カセットデッキでレトロな感じで、お酒でも飲みながらのテープ最高でした。
藤田さん・・・ゆっくりとお眠り下さい。