絶体絶命を生き抜く ―スキルス胃がん余命三カ月から三年半
スキルス胃がんで余命3ヶ月と診断された山下さんは
4年になろうとする現在もお元気に美しく生活してらっしゃいます。
(残念ながら2011年7月31日、山下郁子さんは帰らぬ人となりました。ご冥福をお祈りします。)
とても辛い抗がん剤の治療の合間に見せる弱みや涙は
闘ってきた人の本物で、それを廻りの人たちの助けを借りながらも
乗り越えていく強さに心うたれます。
告知をしないまんま胃がんで
逝ってしまった私の母に訊いてみたかったこと、
知りたかったことがこの本にはありました。
この難しい病気を前にしても常に前向きに、
マイナスをプラスに変えていくブレない生き方、
自分の人生の幕引きは自分で決めるという決心、
これは闘病中の方々だけではなく、
私たちが日々生活しているときに少し迷ったときの
力強いアドバイスだと思います。