浦添の社交街にあるスナック「月の浜」は（40代と思われる）ママのミヨと
（30代と思われる）ホステスの暢子、（20代と思われる）ホステスの和歌子が働く小さな店である。
その店に居る正吉は琉球大の１年生と記されるだけで、客だとも、
ちょっとしたアルバイトをして小遣いを貰っている青年だとも紹介されない。
ある日、店に、運送途中に事故でトラックから落ちた豚が闖入してくる。
豚は店の中で暴れまわり、追い詰められた和歌子の体を舐めまくる。
和歌子は魂（マブイ）を落とす。失神したのである。
正吉は3人の女たちがそれぞれ抱える迷いを払うために、故郷の真謝島（久高島がモデルと思われる）の
御嶽（ウタキ）に御願（ウガン）にいかないかと誘う。
正吉には御願以外にも、もう一つの目的があった。
琉球を舞台に交錯する「生と死と魂」
女たちのどう仕様も無い苦しみ。
正吉と女たちに訪れるほんの少しの希望。
気の弱い時に読むと涙が止まらないだろう。
1996年、又吉栄喜「豚の報い」で芥川賞受賞。浦添市出身の作家で、いわゆる団塊世代。私はそれほど小説を読むタイプではないのですが、この小説は、登場人物が厄落としに御獄（ウタキ）参りの旅行をするというようなストーリーなので、落ち着いたら読んでみるか。
文學界に又吉栄喜さんのエセーが載ってた。ある方言の記述で(この人の生まれは中部(中頭)の人かな)と思って調べたら、浦添市の生まれだった。浦添は中部(中頭)に入ってる言っていいのか悩んでいる
「又吉栄喜」による同名小説を映画化「豚の報い」(1999) 監督：崔洋一、出演：小澤征悦、あめくみちこ、上田真弓 #okinawa #沖縄 #movie #映画「又吉栄喜」による同名小説を映画化「豚の報い」(1999) 監督：崔洋一、出演：小澤征悦、あめくみちこ、上田真弓 #okinawa #沖縄 #movie #映画
@karamiyasui ぱとさん＼（゜ε ゜）ﾁﾜｯｽ!! 又吉 栄喜:さんの小説は「豚の報い」しか知らないですけど良いですねっ♪（確かもう一個豚の何とかってあったような？）
