東洋リビング オートクリーンドライ 防湿庫 55L ED-55CAC(BW)
実用上の性能は文句なしです。
防湿という基本性能がきちんとしていることはもちろんのこと、
棚が引き出し式なので、取り出すときにカメラやレンズを誤ってぶつけてしまうリスクも少ない。
棚に置く波形のレンズホルダーも付いていて、レンズも安定した状態で保管できます。
さらに消費電力もごくわずか。細かい点まで配慮が行き届いています。
難点が1つだけあります。デザインです。
正面の枠左上に、この製品の製品名ロゴがデカデカと貼り付けてあります。
これが70年代の代物ではないかというくらい、格好悪い。垢抜けないんです。
精緻な機能美を追求したカメラやレンズを収納する棚なのですから、
そこはもう少し配慮がほしかった。
HPや商品パンフレットの作りを見ても、エンジニアはいるけれどデザイナーがいないのだろうことは容易に想像がつきます。
実用性は十分なのだから、あとは所有欲を満たしてくれるようなデザインやイメージ作りに投資をしてほしい。
この防湿庫にマッチするのは金庫ぐらいじゃないでしょうか。せめて白物家電並みのデザインは満たしてもらいたいです。部屋でこの防湿庫の存在が浮きます。
損をしていると思いますよ。差別化の要因が少ない性質の製品ですから、ちょっと格好いい製品が他社から出ると、すぐにそっちにお客が流れそうです。
あ、これだとレビューじゃなくて、メーカーへの要望になっちゃいますね。
ですので、このデザインを許容できるかどうか、時間のある方は実物を見てから判断されることをお勧めします。
質実剛健が一番、という場合は、迷わず購入で全く問題ないと思います。
IT’S A STAMP WORLD!―切手に恋して
最近の、シール感覚で、キュートでポップなかわいい切手を集める女子のための切手本!
カラフルなグラフィック、キャラクター、童話、アート作品などなど、
雑貨好きの女の子のスキなモチーフいっぱいの切手が紹介されてます。
これ一冊で切手収集が間に合うとはいえないけれど、
かわいい切手がたくさん見れて、
切手を売ってる雑貨屋やネットショップもちょっと紹介されていて、
気軽に切手収集をはじめられる本だと思いました。
さくら日本切手カタログ〈2013年版〉
2005年版を買って以来、久しぶりに買いました。
記載は前のものとそれほど変わりありません。21世紀以降の記念切手を一番冒頭に、それまでの記念をその後に、という並びに変わりました。正直、通常配置の方が使いやすいです。
近年では10面シートの個々の切手に切手番号を付けなくなっています(abcなどの枝番式)。
10面シートの写真が以前より小さくなり、一枚一枚の印面がはっきり見えず、同定に苦労します。
手元に小さい時買った「原色日本切手図鑑」(さくらの前身)1985年版がありますが、1950-60年台の記念切手は相当値が下がっています。
また記念使用済収集熱の高まりにより、使用済はむしろ値が上がっており、東京オリンピック募金のように、未使用よりかなり高いものもあります。
しかし、近年の日本切手のあまりの粗製濫造ぶりに、頭がクラクラしてきます。80年台までの切手への懐かしさと、90年代以降の見るも無残な有様との対比に、昭和時代への郷愁を強く感じさせる本です。正直、平成以降の切手やふるさと切手は、よほど魅力のあるものでなければ買う気になりません。
巻末の切手通販業者の広告もずいぶん減りました。これを目当てにこの本を買う人も多かったと思います。他の産業に漏れず、店主高齢を機に店をたたむことが多いのでしょう。
また中国切手収集ブーム(中国人による投機バブル?)が強く感じられる広告です。赤猿、文革など、どこの業者も高価買取を呼びかけています。
なお、念のため書いておくと、『日本切手カタログ』 は切手商による希望小売値を書いたカタログで、発行データ等の記載はほとんどなく、収集する人にはあまりおすすめできません。
『日本切手カタログ』は値も実態よりかなり高めです。新発行の記念切手の額面80は、相変わらず一律2倍の160です。今どき郵便局でも売れ残っているのに・・・
「さくら」も実勢よりはだいぶ高めですが、より相場に近い気がします(新切手は120)。「さくら」巻末の通販業者の価格が、実勢価格と考えてよいでしょう。
買値は1960年以降の記念切手は特に珍しいものを除き、シートで額面の6-7割程度、単片(バラ)では買取不可の場合が多いです。
あすという日が
あすという日がは、歌詞も原曲も素晴らしいですが、今回の村松崇継さんの編曲も力強さとポップさをバランスさせてとてもよいです。
その曲を夏川りみさんが芯と張りのある、透明な、比類ない美声で歌うことによって、癒され元気をもらえる素晴らしい作品となっています。
これが歌の力というものなんだなと感じます。