イヌワシ 風の砦 [DVD]
制作された時代こそ80年代とアナログ時代のものですが、
DVD化で章ごとにスキップできるなど親切な編集もシリーズ通して好感です。
内容は主に営巣から雛の巣立ちまでの記録。
森林伐採や密猟などにより過酷な生存競争の中にいるイヌワシですが、
自然界での巣立ちの様子を、ここまで収めた映像はなかなか無いと思います。
撮影側も自然へ配慮して、地道に映像を撮っている姿勢が感じられます。
捕食者の頂点にいる猛禽類がありのままに生きている山野は、
本当に生きた自然であるということを教えてくれます。
猛禽類が好きで映像を探しているという方のみならず、
実際に猛禽飼養者を目指す方にも、研究的価値のある映像だと思います。
他のシリーズも秀逸で併せて揃えるのもお勧めです。
・クマタカ 森の精
・オオタカ 里山の猛きん
・サシバ 海を渡るタカ
上條恒彦 コレクション
昔聴いたあの感動がよみがえってきました。低音の魅力、朗々とした歌声。上条恒彦ワールドを堪能するにはもってこいの一枚です。最近は俳優として活躍されているようですが、もう一度新曲を発表して欲しいものです。
宮崎駿プロデュースの1枚のCDは、こうして生まれた。 [DVD]
三鷹の森ジブリ美術館、上條恒彦のコンサートを見てから、もう一度全体を見るといいかもしれません。
CDの中身もそうですが、背景となる考え方、情報が参考になりました。
歌も素敵なので、何度も繰り返し聞きました。
もののけ姫【劇場版】 [VHS]
もののけ姫自体についてレビューすると長くなってしまうので割愛します。内容については他の方が書かれたものをご覧ください。
感じ方は人それぞれですから、批判するなとはいいません。でも、一つだけどうしても言いたいことがあるので書いておきます。
「残酷な表現がある」とか「グロいものを描く必要はない」と言う人がいます。
逆に聞きたい。残酷なものを残酷なこととして描かず、当たり障りのない表現にすり替えたら、どうなりますか?
公開時私は小学生で、初めて見たときは主人公が敵を殺めるシーンのあまりの生々しさにぞっとしたのを覚えています。
二十歳になった今でもそれは変わりません。何度かこの映画を観ていますが、その度にぞっとします。この作品では、そういったオブラートに包まない死が描かれます。
でもそれでこの映画を嫌悪したり軽蔑するといったことはなく、むしろ子供心に「人を殺めるとはこういうことだ」という現実をきちんと認識できました。
子供の目を覆い続ける親御さんがた。子供はいつ、現実を学べばいいのですか?
そうやってずっと綺麗なものばかり見せ続けて、大人になった子供達はいざ現実を目の当たりにした時、そのギャップを処理し切れなくてただ呆然とするでしょう。
「残酷な表現を見せたほうがいい」と言っているわけではありません。
ただ人の死を美化せず、その悲惨さと痛みまできちんと描いているのなら、それは必要な知識なのです。だから「してはいけない」と学ぶのです。
子供を無知なままでいさせたいのは大人のエゴです。本当の意味で子供を守ることには繋がらないということに、気付いてほしい。
「だって生き返ると思ったんだもん。」すでに子供がそんな事を言っている現実に、
大人はなんと言い訳するのですか?
世界絵本箱DVDセレクション かいじゅうたちのいるところ[全3話]
本DVDの第一話は映画が公開された「かいじゅうたちのいるところ」の原作者が作詞作画をし、それにキャロルキングが曲を付けて歌っています。
これは「おしゃまなロージー」というアニメーションの中で展開されるお話を三つに分けたもののようです。
キャロルキングのオリジナルアルバム「おしゃまなロージー」はサウンドトラックと謳っていますが、音源は明らかに違います。
CDだけでは理解できなかったことが、映像により補完されます。
DVDはVHSからのリマスターなので音質は悪いですが、CDで簡単に同期が取れます。
こういう時はデジタルは便利です。
DVDを観ながらCDを聴くとこれがまた好い。
特に「PIERRE」がとてもよいです。
CDではピンと来なかった少年の憂鬱を見事に歌っています。
DVDの方が少年の声がリアリティがあります。
第一話
小さな小さな絵本箱
アメリカワニですこんにちは:Alligators all around
ピエールとライオン:Pierre
ジョニーの数え歌:One was johnny
チキンスープ・ライスいり:Chicen soup with rice
この第一話が作曲と歌がキャロルキングです。
CDと音源は別だと思います。
当然吹き替えはありません。字幕があるのみです。
第二話
怪獣たちのいるところ
原作を忠実にアニメ化しています。
吹き替えは上条恒彦
第三話
まよなかのだいどころ
ミッキーという男の子が真夜中に見るケーキ作り職人たちとの夢です。
「仕上げはミルク」という合い言葉が綴る不思議な世界です。
吹き替えは小林克也
我が家でバックトゥーザフィーチャーを超えて繰り返し見る作品になりました。