私たちは繁殖している 11 (ぶんか社コミックス)
子供さん達の成長やエピソードが楽しみで毎回購入しています。
しかし、結局ユーヤ氏とは別居だそうで・・・
どうしたって春菊さんの方が稼いでいるのだから
「私の金で生活してる」的な考えはやめた(諦めた)方が良いのかと。
勿論、別居理由はお金の事だけではなく、ユーヤ氏の態度にも問題が
あっての事でしょうが、前夫の時も「私が稼いでいるのに」みたいな事
さんざ言ってたし。
春菊さんの場合、自分が稼いで夫は主夫!と割り切らなければ
どんな男性でも結婚生活を維持するのは難しい気がします。
今回は2人の子供さんの不登校など、読んでいて少し気が滅入って
しまう事が多かったので★3つです。
おまえの母ちゃんBitch!(2) (ぶんか社コミックス)
選ぶ男性が毎回、かなり腹立たしいヒモ男のようになってしまうらしい、稼ぎのあるシングルマザーである作者が主人公の日記風エッセイ。
旦那が毎回性格の悪い金使いの荒い、ヒモになります。
似た様な経験は繰り返してる風なのに、100%相手のせいってのもなんだか進歩がないんですが。
でも、自分の経験を思い返しても、親からの虐待経験者には、私被害者だよね?みたいな同じような主張を繰り返す人は多いです。典型みたいに見えるけど、今時何とかならんのでしょうか?
不満を持って職場を変えても同じ状況が繰り返されるという、話をふと思い出したりなんかして。
主人公は、恋人との関係を、辛い経験を生かして、用心深く相手を選んでいたようにも見えるんですが、誰かと比較して人付き合いをすると、常に同じ不満を抱く事になる、という話をまた思い出したりなんかして。
また三番目?の配偶者であった男性は男盛りの時間を主人公のヒモのように費やしてしまい、主人公にすっかり嫌われて、初老にさしかかろうという年齢で、アルバイト生活になってしまいます。そこまでされてもまだぶら下がる気のプライドの無さは個人的に迫力を感じました。
主人公は父にそっくりとその方を厭うのですが、私は母親にも充分似ているのでは?と思いました。
まぁ、でも女性が男性に出てけ!ってやる場面はそう見る機会もないので、逆に見るといろいろ考えさせられて面白いです。
前夫はいい年こいて、主人公に拾ってもらった、という表現を恥ずかしげもなくしていたので、スタート時から、なんか、頑張ってる人なのに、いいの?という残念さを持ったんですが、本人的には、前のより充分素晴らしいし、大好きだったみたいですね。
新しい年若い恋人も出現したようですが、経済的に依存してこない事以外、一体何が良くてつき合ってるのかさっぱり見えませんでした。
過去のリセットは誰の為なのか、という事を考えさせられます。
ファザーファッカー (文春文庫)
あまりにも悲惨でショッキングなストーリーだった。淡々と語られる自らの少女時代。暗く深く果てしない心の闇の底では、幼い少女の悲しみと諦めがどろどろと渦巻いていた事だろう。大人とは違って自らの意思では動けず、ひどい親にでも身をゆだねるしかない子供。あまりに可哀想で不憫でいたたまれない。
全てを他人の責任にする身勝手な母親と、自らをお父様と呼ばせつつ子供を虐待し、無理矢理に性的関係まで結ぶ、籍さえ入っていない養父。養父に反攻するなと言ってのける母親の神経は全く理解できず、腹立ちを禁じ得なかった。
人格が壊れてもおかしくない生活環境で育ったにも関わらず、著者は現在大いに活躍している。つくづく素晴らしい底力を持った女性だと思った。
夢魔 [DVD]
廣木隆一が一番良かった頃の作品。
さえないサラリーマンが、ある女性と出会うことで人生を転げ落ちていくという物語。
普段平凡な人生を送っているおおくの男性には夢でありあってはならぬ人生を繊細に描いています。
最近は、無駄に金をかけたテレビドラマの映画ばかりがヒットし、このような中規模の名作が製作されないようになってしまいました。
廣木監督には、雇われ監督ではなく、この作品のような質の高い映画を作ってもらいたいものです。
STACY [DVD]
お前ら知らねーだろ。
「愛となのつくものはすべて借りるのだ」ってコマーシャルでもやってるだろ。アレに出てる女の子あとあとなんか判った気がするってスッキリした顔してんだろ。
オーケンって名のつくもの、ゾンビって名のつくもの、全部見るんだ。んでヒトコマも見のがさねーんだ。スパイダーマンの監督のも、ロードオブザリングの監督のも、その他諸々新ゾンビも見て、サントラまで買うんだ。筋少、オーケンソロ、特撮、UGSも全部。そーすっと各地面流れるBGM一曲一曲の歌詞が嫌でも思い浮かんで頭からはなれねーんだ。やっと出会えたって気分になれるんだ。
そして最後に疲れ果ててここにたどり着くんだ。
映画ってのは見る奴にとっても歴史の問題なんだろな。