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ヒマラヤの秘境・ブータン王国~日本人の源 [VHS] 通常であれば2日程度のトレッキング行程を「5日」としたり、単なる誤りなのか承知の上でなのかは不明であるが、解説に疑問点(事実とは異なる)が多々ある。
しかし、ブータンのいろいろな面を欲張って紹介している映像そのものは多彩である。

特に、日本のTVでは紹介されていなかった南の少数グループ、ドヤッパの映像は、ブータンに関心のあるむきには必見モノ。

映像は「星5つ」、解説は「星1つから2つ」、総合点で「星3つ」 


トップをねらえ! Blu-ray Box Complete Edition (初回限定生産) 1988年のOVA販売開始の頃、もう四半世紀過ぎなんとしますがガンダムは逆襲のシャアが公開され、それまでのアニメブームを牽引してきた富野アニメも一段落し、一方で新しいアニメの発信メディアであるOVAも試行錯誤を繰り返し、テレビの総集編プラスオリジナルというパッケージやマニアックな作品、マンガ原作もの様々乱立している揺籃期だったように思う。そしてスタッフも20代から30代の若手が台頭し、世代交代の感も漂っていた。これは受けての方も
同じである。ヤマト、ガンダム、イデオン、マクロス、999、ジョー、枚挙にきりのないたくさんの名作、佳作を見てきた世代が社会人となりテレビアニメから卒業していった頃だったと思う。

「トップをねらえ!」は同時期に出崎統演出で「エースをねらえ2」がOVAシリーズとして開始という時期でもあり若手スタッフが製作した「王立宇宙軍」のガイナックスが手がける野心的作品、そう捕らえていた。マクロス劇場版やダイコンのOPで鳴らしたスタッフの作品。最初のビデオ版にはビデオなのにCMが
入っていたのをご存知だろうか。なんか女の子向けのお人形のCMだったと思う。なんかそのCMに猛烈に腹が立ったのを思い出す。同時期のパトレイバーにも
カセットテープのCMが入っていたこともあり、今思えば試行錯誤だったんだと思う。

ふざけているのかマジなのか?

それが1話と2話の印象である。1話には見覚えのあるウルトラマンレオのようなシーン、炎のランナーのまんまのような音楽、エースをねらえの音羽さん(カシワラさん)はお約束のように意地悪いし、そうかと思えば日航のシャトルはかっこいいし、2話の練られた脚本とアイデアには脱帽したし、SFしています。

秋の3、4話とくに4話。これがたまらなかった。様々な作品群をパロディではなくリスペクトし本家取りなさしめようという「気概」を痛烈に感じた。そして役1年後の5、6話。当時の先端メディアLDで発売日に購入。やられた。その面白さに打ちのめされた。いい作品というのは演出、脚本、作画、声優、音楽
といくつものラインがまとまっていいベクトルに向かうという見本を見せられた。パロディで始まり、大スペクタルで終う。そしてハッピーエンド。感動というものは人の心を揺さぶることによってでしか生まれない。その見本が本作であると思う。

ビクターから発売されていたCDが当時2枚。今は3枚あるが、このCDがまたスットコどっこいな音盤で、田中公平御大入魂の劇伴奏と短編外伝ドラマがオリジナルキャストで収録されている。このCDには幻の26話テレビシリーズ(一部欠番)のリストや構想が明記されている楽しいライナーが収録されている。後にこの妄想版を下地にゲーム化されたのはおどろいたが。

このCDを聞くとのん気に寿司なんか食えない。科学の勝利である。

今回久しぶりに1-6話通巻で視聴したが、四半世紀過ぎるとセルはデジタル化されあれだけ先鋭的だった映像も古く感じるところもある。世の中の景気はバブルだった四半世紀前より後退し、けして良くはなっていない。では「トップ」のスピリッツは廃れたのか?
トップ以後もその時代を象徴する作品は生まれてきている。閉塞感を打破する努力と根性。そしてプラスワン。

身奇麗な作品は多いしクオリティのめちゃくちゃ高い作画の作品もある。ただ捻りが足りない。ハッタリが足りないように思う。どうせうそなら12000年を跳躍する位の大風呂敷を広げるべきだろうと、この作品は雄弁に語っているように感じた。さて、トップの勢いに乗ってトップのスタッフで制作されたのがNHKアニメ「ふしぎの海のナディア Blu-ray BOX【完全生産限定版】」です。トップとどこか共通している用語が連発。リーフ64、縮退炉、エルトリウム、エクセリヲンなどど明らかに確信犯的なくすぐり満載。

さらにこの流れの先は「チャイナさんの逆襲」となります。庵野秀明大暴れのバカCDもトップ、ナディア、チャイナさんで一連のシリーズは完結です。
こちらとあわせてすばらしい作品です。ぜひ、たくさんの皆さんにごらんいただきたいと思います。

STACY [DVD] お前ら知らねーだろ。
「愛となのつくものはすべて借りるのだ」ってコマーシャルでもやってるだろ。アレに出てる女の子あとあとなんか判った気がするってスッキリした顔してんだろ。
オーケンって名のつくもの、ゾンビって名のつくもの、全部見るんだ。んでヒトコマも見のがさねーんだ。スパイダーマンの監督のも、ロードオブザリングの監督のも、その他諸々新ゾンビも見て、サントラまで買うんだ。筋少、オーケンソロ、特撮、UGSも全部。そーすっと各地面流れるBGM一曲一曲の歌詞が嫌でも思い浮かんで頭からはなれねーんだ。やっと出会えたって気分になれるんだ。
そして最後に疲れ果ててここにたどり着くんだ。
映画ってのは見る奴にとっても歴史の問題なんだろな。

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