幻想水滸伝V(通常版)
今回は過度な期待をせずに購入したのですが、思った以上に良かったです。クリアしたての今の気持ちをそのまま書きたいと思います。
残念なのは、ひとつはシステム面。
キーレスポンスの悪さと、数秒のロード時間が戦闘や、
画面切り替えの際に度々あることで、じわじわと
ストレスが蓄積されていきます。
それに加え、街や村も無駄に広く作られているので、
なおさらイライラしてしまいました。
二つ目は、個人的に主人公がしゃべらないというのは反対ではないのですが、
ボイスイベントのたびに、大げさな身振り手振りのパントマイムをする主人公に
正直少ししらけてしまいました。
声が無いことが、必ずしも良いとは限らないな、と痛感しました。
良いところはシナリオ、これは人によりますが私は楽しめました。
過去の作品との、ニヤリとしてしまうようなつながりなどもあり、
前作までをプレイした人にはさらに楽しめると思います。
ボリュームも、前作の4に比べて格段に上がった気がします。
シナリオが選択肢によって分かれることや、仲間集めに四苦八苦したのも楽しかったです。
2回、3回とプレイする楽しみが増えました。
個人的に、思い入れのあるキャラも今回は多かったですし、購入してよかったと思います。
以上を踏まえて、面白さは星5つ、システム面などのマイナスで
全体的評価は4つにしました。
これ一冊で、全て攻略することができます。ストーリ攻略は、フローチャート順にマップページが掲載されており、そのマップページに攻略情報が載っているので、次に何をすればよいのか迷うことなく進めます。戦争イベントのS・RPG部分も詳しく攻略されているので、S・RPGが、苦手な人でも大勝利をおさめることができます。また、108人の仲間にする条件も全て掲載されているので、108人全員仲間にすることができます。また、ED条件も掲載されているので、全EDを迎えることも可能です。エクストラデータには、イラストや幻想水滸伝シリーズの年表、お風呂イベントなどの台詞集もあるので、観ても読んでも楽しい内容になっています。攻略にも役立ちクリアしてから読んでも、楽しい攻略本なので、大変満足な攻略本だと思います。
幻想水滸伝5 ザ・コンプリートガイド (電撃プレイステーション)
公式の方に比べて少しごちゃごちゃしている感じはありますが、内容はしっかりしていると思います。
攻略方面はパラパラ呼んだ程度なので詳しくはわかりませんが、最後のエンディングの分岐の条件がちゃんとかかれています。
リムスレーアの高感度の変化についても書かれています。
また、お風呂イベントのセリフ集や新聞の記事、目安箱の内容、探偵調査の報告書が(おそらく)全て載っています。
イラスト集では、ソフトパッケージや雑誌に掲載されていたものはもちろん(集合したものです)、各店舗の予約特典(テレホンカードや、DVDのケースです)のイラストものっているのがうれしかったです。
おまけとして、108星のしおりがついています。(近所の書店では、ミアキスとカイルしか確認できませんでしたが、他にもあるのではないかと思います)
幻想水滸伝V Play Station2 the Best
1の9年前の話ですので、1に出てきたキャラも数名登場しますが、データコンバートなどはないので、知っていれば楽しいよ、くらいです。
4の話も出てきます。主人公は女性が王になるファレナ国に生まれた美しい王子です。お供キャラは部下の美少女リオン(かなり好き嫌いが分かれるキャラクターかと)。
絵柄が綺麗ということもあってか、どのキャラも大抵美形でいい女・いい男。
特にメインキャラクター達は美形揃い。もっと草臥れたオヤジやらおよそ可愛くない女の子とか、多種多様にメインにいてもよかった気がします。
さらにどこの層を狙ってなのか、萌え系キャラが異様に多かったです。スタイル抜群お姉さま、お兄ちゃん子なわらわ喋りの妹、どこまでも尽します暗い過去を持つ健気系自己犠牲系美少女、飄々としてつかみ所のないけど芯の強い美少女…など女王国なだけあって王子の周りはものすごく王子の為に命かける美少女だらけです。
前作の4ではとても孤独な主人公だったのでギャップがすごい。
しかし、敵方が「敵ながらあっぱれ」と思うところが一切なく、いまいちパっとしません。
基本的に王族貴族の内輪もめストーリーなので、主人公(王子)の周りの騎士や貴族以外の仲間の印象が非常に薄いです。
個人的にシリーズはじめて108人の名前も顔も覚えきれない作品でした。
もっと脇にも力を入れてくれよ…と。
最終的にこの作品を好きになるかはおそらく、お供キャラの「リオン」が好きか嫌いか、騎士の中に好きなキャラが出来るか出来ないかでかなり変わってくるかと思います。
操作性やシステムはやはりだいぶ改善されており、
システムも原点回帰ということか、1&2を意識して作られているようで、6人パーティーのターン制の戦闘です。そして3のスキル制も取り入れてあります。3の時は強くなりきったキャラクターはどんどんスキルが溜まって余ってしまうもったいない状態でしたが、5ではそれを手数料分引かれるものの、他のキャラクターにまわすことができる仕様になりました。これで弱いキャラクターのスキルポイントを上げるのにも便利に。
ゲームとしての評価はそこそこ良くて、ゲーム性は面白いですが、
プレイしていて不快に感じる味方キャラクターの数々や
えらく小規模というか王族貴族の内輪モメに一般人を巻き込むストーリーというか、
ストーリーやキャラクターにあんまり魅力を感じませんでした。
★はあくまでゲーム性に。
幻想水滸伝 V 公式ガイドコンプリートエディション (KONAMI OFFICIAL BOOKS)
全ての宿星をそろえるには必須の本です。
ハッキリ言って本ナシではそろえるのはムリです、たぶん…
ストーリーも細かく書かれてあり、ネタバレではありますが攻略本は本来そういうものだし。仕方がない。
でも、どうせネタバレなら細部まで紹介してほしかった。
風呂イベントや身上調査など不十分な点が多々あります。
ユーザは全てをやり尽くしたいという欲望があるんですから。