美の巨人たち メディチ家の画家たち ボッティチェリVSレオナルド・ダ・ヴィンチ [DVD]
今回、「美の巨人たちメディチ家の画家たち ボッティチェリVSレオナルド・ダ・ビンチ」のDVD版を購入し鑑賞した。単なる絵画の紹介だけでなく、メディチ家を取り巻く様々な事件に、二人の巨匠が困難を克服しながら、歴史に残る偉大な絵画を残して行った過程が分かりやすく紹介されている。
聖母マリアの「受胎告知」や、「春」の余りにも繊細で艶美なタッチは、見るものを圧倒してやまない。一度はボッティチェリにやぶれたダビンチは、教会の保護を受けて数々の名作を作成した。中でも「モナリザ」は、永遠の微笑みを私たちに送ってくれる。必見のDVDです。
ボッティチェリ -フィレンツェのヴィーナス- (世界・美の旅21) [DVD]
世界史の教科書で、ルネサンス期の芸術を示す上でいつも登場しているボッティチェリの作品と生涯、そして彼が活躍したフィレンツェの街を知ることができるDVDでした。ナレーターは、俳優の石丸謙二郎氏で、制作は日経映像とテレビ東京です。26分の映像時間で、他の情報も含めて合計で28分の内容でした。
ボッティチェリは、フィレンツェで生まれ育ち、この街で活動したことも語られています。
フィレンツェのウフィツィ美術館を訪れてきましたが、その予習を兼ねて観ました。そこに掲載してあるボッティチェリの「春」「ヴィーナスの誕生」の美しさは映像からも伝わってきます。ウフィツィ美術館の外観だけでなく、内部の映像も映し出されていました。また同美術館に所蔵されている「ざくろの聖母」も美しい作品で、その紹介も詳しいものでした。
2007年に「丸紅コレクション」を京都文化博物館で見たのですが、そこで展覧してあったのが、本DVDに繰り返し紹介してあったボッティチェリ「美しきシモネッタの肖像」でした。ルネサンス芸術を間近で見た感動は忘れられません。
シモネッタは、「春」「ヴィーナスの誕生」のモデルになったと言われている美女で、人妻でありながらフィレンツェを創り上げたメディチ家の権力者であったロレンツォ・メディチの弟ジュリーノ・メディチと恋人関係にあったようです。多くの画家の絵画にもモデルとして描かれたわけですが、惜しくも22歳で亡くなったのは美人薄命の言葉通りでしょう。
訪れたフィレンツェの街はDVD通りの魅力に輝いていました。ウフィツィ美術館の展示作品の質と量には圧倒されました。イタリア・ルネサンス芸術の素晴らしさを再確認した思いです。
もっと知りたいボッティチェッリ―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
39ページ掲載の丸紅コレクション「美しきシモネッタ」を実際に観賞して以来、もっと彼のことを知りたい、と願っていたところ、このオールカラーで素晴らしい作品を集め、解説の確かなこの「もっと知りたいシリーズ」で出版されたことは朗報でした。
世界史の教科書にも掲載してある代表作「ヴィーナスの誕生」を始め、本書の表紙にも使用されている「プリマヴェーラ」はまさしく「百花撩乱、ルネサンスの春」の例えの通り、華やかさが絵から伝わってきます。解説にもあるように「東方三博士の礼拝」は、生涯にわたり最も多く手がけた主題ということで、本書でも様々な年代で描いていることが分かりました。群像の表現が得意ですから、宗教画でありながら、人々の息遣いが聞こえるようです。
61ページの彼と弟子たちによる「聖母子、洗礼者ヨハネと天使」も実物を観賞していますので、この特集は勉強になりました。
78ページに「聖母の嘆き-2つのピエタ」は、若き日の作品と比べてより感情を絵に込めているのがよく分かります。様式美を感じる作品ですが、後の時代の絵画に影響を与えたことがよく分かる作品群でもありました。
晩年の作品群の「アペレスの誹謗」「聖母子と3人の天使」「神秘の磔刑」「神秘の降誕」「ルクレティアの物語」「ウィルギニアの物語」「聖ゼノビウスの生涯」などは本当に素晴らしい絵画だと思いながらページをめくりました。解説は、九州大学大学院人文科学研究院准教授で博士(文学)の京谷啓徳氏でした。
フィレンツェのウフィツィ美術館に多くの作品が所蔵されているようです。まだ行ったことのないフィレンツェですが、95ページの美術館案内を片手に街歩きができる日を楽しみに本書を閉じました。
Xperia acro HD SO-03D/IS12Sデザインケース【エレガント/絵画・ボッティチェリ・ビーナスの誕生・ポリカ 】
以前、期待通りの商品で感動しました。今後も最高に感動できる商品の開発をお願いいたします。
ボッティチェリ
この本は、今までの人生の中で一番、愛した人がChristmasPresentでくれたものでした。この本を貰って最初はどうやって読もうと思うくらい大型本ですし、とても抱えて読めるものではない重さなので・・・でも、冬の炬燵の中で、毎日少しずつ読んでいくうちに、知らずに観てきた一枚一枚の絵の表情が自分の中で形を変えてゆきました。いつかその彼と、この絵を、ITALIAに観に行きたいという夢は叶いませんでしたが、彼が私にくれたものは、時代を超えられる、時という贈り物でした。ありがとう。