爆笑問題の忠臣蔵
ドラマや映画などで触れてきた『忠臣蔵』。
爆笑問題がそのフィクション性と史実とを比較、盛り込みつつ、漫才形式にまとめてあります。
浅野内匠頭から脱落者まで、人物ごとに全17回に分けてあり、田中の口から語られる史実については、唸ったり、初めて知ったことも幾つかありました(実際は太田が書いてますが)。
連載をまとめたということもあり、「こども店長」「ギター侍」「沢尻エリカ」といったワードを使ったボケが繰り返されたりしていますが、連載時の空気を閉じ込めたという意味では、正しいと思われます。
また、「この物騒なテロの話を日本人は美談としてありがたがるのだろう?」という疑問について太田があとがきで言及しており、日本人、そして今の日本について考えさせられました。
あくまでも肩の力が抜ける箸休め的な書籍なんですが、楽しく歴史や忠臣蔵に触れたいという方にオススメ。
おおひなたごうによるひとコマ漫画も、いいアクセントになっていますよ。
爆笑問題の日本原論 (宝島社文庫)
爆笑問題が世に送り出した単行本の記念すべき第一弾『日本原論』。処女作ながら、爆笑問題の本質が惜しみなく織り込まれた彼等の最高傑作。漫才の洗練度は勿論の事、様々なジャンルの社会問題を見事に痛烈風刺した至宝の作品です。現在大活躍中の彼らですが、テレビでは見せない、否、恐らく見せられないであろう危険な批判や面白い見解をふんだんに魅せ付けてくれます。
初めてこの本を読んだのは出版直後の中学生時代でしたが、国内政治から国際関係、芸能に社会問題まであらゆるジャンルに及ぶ彼等の漫才は衝撃でした。あれから何年も経た今でもその鮮やかさが色褪せないのは、偏に彼等の正当性に依るところでしょう。この本を口切に様々な単行本が出版され、その各々が痛快な魅力を持っていますが、それらを以ってしても未だ爆笑問題の最高傑作を譲らない不動の名作です。
漫才ブームと称される今日ですが、爆笑問題はそんな一時の流行だけで世に出たラッキーマンではない事を身をもって痛感させられると共に、今後の芸能界を背負う人材の中に彼等の様な存在が居る事は非常に頼もしくも思います。本当ならば、五つ星でも足りない位の傑作です。
NHK「爆問学問」世界が大きく開ける言葉 (知的生きかた文庫)
NHKの人気番組「爆笑問題のニッポンの教養」で
特に印象深い対談内容やエピソードを再編集した作品。
私は本番組の大ファンで毎回楽しみにしているのだが、
見終わるたびに思うのが
「その道の第一人者は独創性と普遍性のバランスがとれているな。」
ということだ。
独創性というこの上ない突き抜け感が
「道無き道を切り開く」ことにつながりながらも、
普遍性がなければ研究や成果が他の人に理解され受け入れてもらえない
ことになってしまいかねない。
爆笑問題もこのバランス感覚の妙を心得ている。
彼らもまた漫才という世界で大成功を収めている
その道の第一人者だから分かり合えるのだろう。
個人的に何名か番組に出てほしい教授がいるので
これからの放送も目が離せない。
もし本番組を見たことがないならば、
日本の知の最先端を知る良いきっかけにもなるだろう。
爆チュー問題スペシャル ~冥王星のメリークリスマス~ [DVD]
太田さんもDVDの中で言っているように、幼児向けのようでいて、
元ネタは『スター・ウォーズ』第一作目や、『宇宙戦艦ヤマト』など、
30代半ばから40代、つまり出演者の爆笑問題やBOOMER、ピエール瀧さんなど、
出演者自身が楽しんでるようなネタが満載です。
当然、子どもたちにはあんまり伝わってないですが(笑)、
大人たちが笑ってるので、子どもも幸せそうです。
ビッグバンドの音楽、ダンスなど、パロディ以外にも見どころがいっぱいですので、
子どもから大人まで、かなり幅広い世代が楽しめる舞台になってると思います。
ビッグバンドの指揮をする太田さんに近づいてきた子どもを、
太田さんが抱きかかえる、というちょっと珍しい
太田さんの「いいお兄さん」的な感じも見られます。
2nd BEST【初回生産限定盤】
最初にラジオでRIDE AWAY~雪の降る街から~を聴いて、速攻で買うことを決めました。
ポカリのイメージソングを歌ってる人たちだということも知りませんでした…スミマセン(汗
なんていうか、アルバムを通した雰囲気がとても好きです。
お勧めは
RIDE AWAY~雪の降る街から~
Lost Love Song
ちなみにラジオでのインタビューに答えていましたが、1stも2ndもアルバムタイトルにBestとついてますが、これはいわゆるベストアルバムという意味ではなく「自分たちがベストを尽くして作り上げたアルバム」という意味だとか。
なので3枚目が出る時は3rdBestになるらしいですよ(笑)
本当のベストアルバムの時はなんてタイトルになるんでしょうねw