REGATTA MASTER 【ラドウェザー】 腕時計 デジタル・コンパス/レガッタ・タイマー/バックベアリング/コンパス・ロック機能搭載 限定品
LAD WEATHER lad002(WEATHER MASTER)のレビューにも書きましたが、これもまた無印良品的でした。デザインはBARIGO NO.47(¥15,420)に似た感じがします。表にREGATTA MASTER IIと控えめにあります。ベゼルは両方向に無段階に回転します。特に動きがスムーズというわけではなく単に固定していないから回るということかもしれません。センサーはコンパスのみ。ヨットタイマーはカウントダウンタイマー0でクロノが連動スタートします。ケースは約50mm x 50mmと大型で存在感があります。ケース裏には海上でもアラームが聞き取りやすいようにだと思いますが、音逃し用のグルーブがあります。SEIKOのヨットタイマーもそうしてありました。ラバーベルトは長く、もしかしたらウェットスーツやドライスーツの上からでも付けられるように想定してあるのかもしれません。防水は3気圧。★★使用開始から3週間です。7秒ほど遅れました。野良作業用に落ち着きました。ベルトが長いのでツナギや作業着の上から付けられるので重宝してます。コンパスを頼りに草取りや除草剤、まっすぐ進めます。スウェットのフードパーカーの上からつけてます。ダウンベストを羽織ってなかなかいい感じです。楽ショッピングの方で¥4,980でありました。(一時的なセールかもしれませんが)
結構「キューバは好きだけど、村上龍はネ・・・」と仰る方は多いものです。
でも大丈夫! 彼は出てきませんし、喋りもないですから・・・。
オープニング~1曲目、この流れで先ずヤラレました。
ハバナ旧市街の映像など、行ってきた方には懐かしい胸騒ぎが、これから行こうという方には匂い先取りの高揚感があるでしょう。
特に、リハーサルの外通路で掃除中に踊りだしてしまう映像は、何度観ても感極まって胸が苦しくなります。抑えようのない魂の歓喜・・・という表現は大げさに思われるかもしれませんが。
ちょっと癪ですけど、本当に音楽が勝利してます。
"La victria de la musica"・・・ハバナ市街の壁に描かれた、鮮やかなプロパガンダが目に浮かびます。BGVとしても、非常に買いです。
55歳からのハローライフ
本書の連作中篇5作品には共通するキーワードがあります。
それは飲み物です。
それぞれ独立したお話で、みなそれぞれに個々の不安を抱えていますが、その不安を和らげる象徴的なキーワードとしていくつかの飲み物が登場するのです。
「結婚相談所」では、54歳で離婚した中米志津子が飲むのは蜂蜜を入れたアールグレイの紅茶です。
「空を飛ぶ夢をもう一度」で、ホームレスになるのではないかという不安を持つ主人公因藤茂雄は、水筒にイタリア産の発泡性ミネラルウォーターを入れ、気分を落ち着けたいときに少しずつ飲むようにしている。
「キャンピングカー」で、定年後の夢をかなえられない主人公富裕太郎は、ドイツ製のミルで自ら豆をひき、丁寧に入れたコーヒーを。
「ペットロス」では、愛犬ボビーを看病する高巻淑子が飲むのは、中国式のガラスの茶瓶に詰めた良質のプーアル茶。
「トラベルヘルパー」ではおしゃべりな下総源一が佐世保の三川内焼の茶碗で狭山の新茶を飲む。
これら飲み物の意味については、冒頭の中篇「結婚相談所」で主人公中米志津子の想いとして次のように書かれています。
「精神的に不安定になったとき、まず飲み物をゆっくりと味わうことができれば、どんな人でも気持ちが鎮まるはずだ。それは儀式のようなもので、しかも誰かに頼る必要もない。」
さて、村上龍の作品には、おっ!と、気になる文章がいくつもありますので、その中のいくつかを紹介します。
「うんと遠くにいる相手のところまで行って大切な何かを伝えるって、それだけで、すごい価値がある気がする」(結婚相談所)
「人生はやり直しがきかないと思っている人のほうが、瞬間瞬間を大切に生きることができるような気がする」(同)
「事実を受け入れるのは、とても勇気が要るんです」(キャンピングカー)
「雨は、風景の輪郭を曖昧にして、そんなに頑張らなくてもいいんだよ、と誰かに言われているような優しさを感じる」(ペットロス)
「生きようという姿を示すだけで、他の誰かに何かを与えることができるのではないか」(同)
「やりたいことをやらなあかんよ」(トラベルヘルパー)
冬のコタツで何か温かいものでも飲みながら本書を読むのもなかなかいいですよ。
限りなく透明に近いブルー [VHS]
この作品をはじめて観たのは18歳の時でした。
小説の方を先に読んでいたのですが、若い私には映像の方が分かりやすくすんなり入ってきました。
そしてとても共感しました。
堕落した日々、一見無茶苦茶でひどい生活をしている様な中で、常に何かが足りない、自分のいる場所はここじゃない、何のために生きているのか、そういう感情に付きまとわれる。
だから、飲んで騒いで、悪い事をする。
でも一人になるとまた重く孤独で白けている自分に苦しむ。
この映画を観て何かが変わったわけではなかったけれども、何かが分かった気がしました。
いつの時代も若者達はもがき苦しんでいるんだと。
舞台は1971年夏の福生、高円寺。
その時代のファッション、音楽、流行っていた物を細かく再現してあり、それだけでも見る価値があると思います。
音楽に井上陽水、山下達郎、小椋佳、etc、が参加しており、それが全てその時代に流行っていた音楽のカバーなのです。
当時はサントラも出た様ですが多分CDにはなっていないのでこの映画で聞くしかないようです。
キャストの方々も皆、色っぽく、奔放な若者といった感じでかなり魅力的です。個人的には中村晃子さんのかっこ良さと、平田満さん(今では良いお父さん役が多い様ですが)のダメ男ぶりが好きです。
ラッフルズホテル [VHS]
村上龍の映画だと思ってみれば腹も立たないでしょう。仕方ないんです。村上さんですから。
救いはシンガポールの熱気が少しは伝わってくるところ。
全体的にはなんかもやーっとした話です。