日本製ディスクということで複数回購入しています。PanasonicのDIGA DMR-BZT600で、これまでに本品を200枚ほどタビングに使用しましたが、1枚もエラーは出ていません。相性も
あるかもしれませんが、とりあえずこの組み合わせでトラブルを経験したことはありません。
ヘルプ~心がつなぐストーリー~ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]
秀逸なヒューマンドラマとおもいます。60年代アメリカ南部ミシシッピー州。理不尽な黒人差別に耐えるメイドたちと、その実態を出版しようと燃える若い白人女性ライター。彼女たちにやがて芽生え、育まれてゆく、人種を超えたひととひととの強い絆。
人種差別がテーマですが暗くはなく、軽やかな仕上がりのエンタテインメント。そのくつろいだ雰囲気のなかで、静かに、徐々に、引きこまれてゆく感じです。バイオレンスがかった情景もあまりなく、それはこれが”女性たちのものがたり”だからかとおもいます。
そう、この作品、女優たちが輝いています。若い白人女性ライターを演じたエマ・ストーンはこの作品が出世作だそうですが、若いころのジョデイ・フォスターをおもわせる雰囲気があり、一本気なヒロインを熱演しきったとおもいます。圧巻はこの映画の「みもの」、黒人メイドを演じたヴィオラ・デイヴィスとオクタヴィア・スペンサー。スペンサーがアカデミー賞助演女優賞に輝きましたがふたりともに素晴らしいです。不条理な差別のなかで感情を抑えながら懸命にいきるメイドを演じる、彼女たちの表情表現は秀逸、必見とおもいます。そしてさらにもうひとり!「ツリー・オブ・ライフ」でブラッドピットが演じたやや横暴な主人公の、妻役で信心深い敬虔な女性を熱演したジェシカ・チャスティン。この作品では白人でありながら家柄などの問題で阻害される、一方で黒人メイドにはすなおな感謝の心を表現できる女性を好演し、これまた素晴らしいとおもいました。同一作品内で、アカデミー助演女優賞の複数候補がでたのがうなずけました。
全体に深刻な厳しいテーマで、しかも必ずしもハッピーエンドともいえない作品。そのなかを、人間愛のある白人とメイドたちとのきずな、さらにメイドたちが白人のこどもたちに示す無条件の愛、そして製作者たちの人間をみつめる暖かい視線が伝わってきて、心が温かくぬくもる気持ちになれて、後味のよい、静かな感動に包まれて映画館を出ました。珠玉のヒューマンドラマ。星5つ。一人でも多くの方に見ていただきたい作品です。
YAGI 地デジアンテナパワーアップブースター(BSアンテナ用電源使用タイプ) DPW03
季節的なものでしょうか?寒くなると同時にある局のアンテナレベルが11月の半ばごろより45から30ぐらいに落ちて受信しなくなりました。それでYAGIの地デジアンテナパワーブースターと分波器CBE20D-Bを買って取り付けました。アンテナレベルも49に回復して受信するようになりました。
ザ・ビートルズ ヘルプ!(デラックス・エディション) [DVD]
アイドル時代のビートルズ主演コメディです。
ビートルズが歌う場面は、そのままPVに使えそうな素晴らしさ、
アルプスやバハマにロケしていてビートルズのいろいろな
ファッションが楽しめます。
彼らは爽やかにカッコ良く演じていて何回観ても楽しいです。
DVDできれいな画面と音で見られるのが嬉しいです。
メイキングと未公開映像に期待しています。
でも、価格が高すぎます。
若いファンのためにももう少し何とかお願いします。
このDVDの画質には賛否両論あるようですが、個人的には優れていると思います。鑑賞のストレスになるようなノイズが見受けられず、出演者の肌の質感もはっきり分かるほど細部が鮮明だと思われました。内容も楽しいので、ビートルズ・ファンに限らず、60年代のオシャレな映画がお好きな方にもお奨めしたい作品です。ビートルズ映画としては「ハード・デイズ・ナイト」のほうが世評は高く、メンバーのいでたちにも初々しさが感じられるかも知れませんが、この「ヘルプ!」だって素晴らしいと思います。演奏シーンに限らず、原色を生かした鮮やかなセットや007シリーズのパロディを盛り込んだユーモアなど、見所がたくさんあるからです。長い間DVDの再発を熱望していましたので、まずはメーカーの皆様に感謝したいと思います。
ただし、これは皆さんも指摘されていることですが、このDVDは少々定価が高いのでは?と思います。豪華な特典が付いたデラックス・エディションが高いのは仕方無いにしても、通常版がこの価格では、ビートルズ好きの中高生が「ヘルプ!」を観る機会を削がれてしまうのではないでしょうか。
私は小学生の時にビートルズの音楽と出会ったことがきっかけで英語好きになり、中学時代も高校時代も常に英語だけはトップクラスの成績でした。私は何も自慢話をしたいのではなく、私のような者は世の中に少なからず存在するハズだと言いたいのです。もちろん、ソフトが安価になったからといって子供たちにこの映画を押し付けてしまってはツマラナイですが、ビートルズがきっかけで外国文化にせっかく興味を持った子供たちが、ソフトが高価なせいで作品に接することができなくなるのはもっとツマラナイと思うのです。
そういう訳でメーカーの皆様、このソフトを中高生でも“頑張って買おう”と思えるくらいに、もう少し定価を勉強して頂けませんか。よろしくお願い致します。