台湾・「八田與一記念公園 開園式」
▽「八田與一」とは、どういう人物? ja.wikipedia.org ◇日台友好の懸け橋に 八田技師をたたえる記念公園が開園(北國新聞) 【台南=坂野洋一】戦前の台湾で水利事業に尽力した金沢出身の八田與一(はったよい ち)技師をたたえる記念公園が8日、技師が建設を指揮した台南市の烏山頭(うさんとう )ダムの近くに開園した。完成式には日本、台湾から1千人以上が出席し、あいさつした 馬英九総統は「日台友好の新たな懸け橋になってほしい」と期待を込めた。 式には、金沢経済同友会の訪台団73人をはじめ、中川外司世話人代表ら八田技師夫妻 を慕い台湾と友好の会、長井賢誓会長ら石川県日華親善協会、山野之義市長ら金沢市、田 上公民館、旧第一高女同窓会「済美会」の一行が出席。日華議員懇談会のメンバー、中村 信一金大学長も加わった。 式では、八田技師がダム建設で嘉南平野を潤したことになぞらえ、馬総統と、技師の直 系の孫に当たる八田修一さんが水車を回すなど、多彩なイベントが繰り広げられた。 記念公園は台湾政府が整備し、広さは5・1ヘクタール。1期工事で、八田技師らがダ ム建設中に暮らした宿舎4棟が復元、修復され、北國新聞社を中心にしたキャンペーンで 、県内の33人2団体から寄贈された大正、昭和初期の家具170点が配置された。 席上、家具を寄贈するキャンペーンの実行委員会会長を務めた飛田秀一金沢経済同友会 代表幹事に対し、馬総統から感謝状が贈られた。飛田代表幹事は「このことを家具を寄贈 してくれた石川県民に広く伝えたい。日本と台湾の友好がさらにさらに深まるよう期待し たい」とあいさつした。 この後、八田夫妻の墓前祭が営まれ、参列者は「ダムの父」と慕われた技師の遺徳をし のんだ。