ヨッシーの万有引力
制作者の打明け話によると、携帯ゲーム機ということを考慮して、簡単に遊べて、すぐに終われるようなテンポの良さを大切に考えている、とあったけれど・・・どうなんだろうか? 「まわるメイドインワリオ」と較べると、本体を傾けることによる重力操作の「初めて感」は希薄だ。それは1つのステージが大変短いので「重力」がしっくりなじまない内にゲームが終わってしまっているから。映像を見ていると、とても楽しそうな雰囲気が伝わってくるのに、実際のゲームプレイ感とのギャップが厳然と対峙しており残念である。せっかくのアイデアがゲームのボリューム感のなさで相殺されてしまっているのだ。携帯機のゲームであることよりも、アイデアを活かす方向性を重視して欲しかった。