With A Little Help From My Friends
「俺は世界で一番のシンガーになる!」と大法螺吹いて話題になった若き日のコッカー氏、彼のデビュー盤なんですが、オリジナル曲は殆んどなく、ディランやビートルズの曲を取り上げて歌唱力で勝負を仕掛けてきた自信が窺えるものになっている。
個人的には冒頭の「フィーリン・オーライ」なんかのりが好きなのですが、この歌がD.メイソンの曲と知るのはもう少し後の事で、コッカーのオリジナルかと思っていた。音は古いし、ヴォーカルのエフェクト処理ももっさりしている録音なんですが、彼の好きな音楽を自由に歌っている気がする。
リミックスで蘇らしたい素材だと思うが、如何なものか?
僕らの世代にとっては、しわがれ声といえばロッドでも、ウェイツでも、もちろんスプリングスティーンでもない。それはジョー・コッカーなのだ。
Mad Dogs & Englishmen [DVD] [Import]
CDも持ってるけどDVDは絶対必見x1000の価値有りです。
吠え続けるジョーコッカーが格好いい。でもそれ以上に私が心うたれるのはクールなバンドリーダーのレオンラッセル。ピアノもギターも最高の職人技、セクシーなまなざし、素敵な帽子、クールな演奏スタイルのあのレオンの存在感はすごい!!
野生の獣のようなジョーコッカーをはじめとした個性ギラギラの大バンドを、こんな風ににまとめる事のできるレオンはやっぱりあの時代のカリスマNo1なんだと思います。
あんなに素敵なレオンも今はカーネルサンダースのようになってしまったけど、そんな夕暮れも乗り越えるだけの自信が彼には有るはず。いつまでも活躍して欲しいなー。
Greatest Hits
18曲目の曲が今から10数年前に60年代アメリカのある少年の青春時代をモチーフとした某海外ドラマで使用された曲です。初めて聞いた瞬間ゾクゾクっとするような感動を覚えました、以来その曲を探しましたが実はつい最近まで誰の曲なのかも知りませんでした、しかし10数年目にしてやっと誰の曲なのかを知りそしてこのCDを手にすることができました。探し当てるまで10数年を費やしましたがその苦労を惜しむことないほどに聴きたくなる曲です、もちろんほかの曲も最高にすばらしい曲です。ぜひぜひ一度聞いてみることをお勧めします。