Collector's Series
フォー・フレッシュメンは、ジャズ界きってのボーカルグループであり楽器演奏までこなす「スゴイ!」としか言いようがないスーパーグループです。ビーチ・ボーイズのコーラスの原点でもあり、ポップス界に多大な影響を及ぼした功績は特筆すべきものです。このベスト盤は、曲によって、演奏に入る前のスタジオ内のやりとりや「Take 3」などという掛け声まで入っており、最初に聴いた時に驚きました。人によっては、曲自体を純粋に楽しみたいから、じゃまと感じるかもしれませんが、まるで録音現場にリスナーが立ち会っているように感じさせてくれる憎いミキシングだと感じます。やってくれますね!オリジナルは持っているから要らないと思っている方、聴かないと損しますよ。
Graduation Day: Four Complete Albums
他のかたがたのレビューにもある通り、これはFour Freshmen ファンにはお買い得なCD。購入してから毎日4回~5回はCDプレイヤーにのっかって回っています。
2枚組みCDで4枚分のアナログ・アルバムの楽曲を収容していますが、LegacyなCD録音技術ではCD容量的に絶対に不可能なことを、最近の音楽CD圧縮技術の向上で人間の耳にとっての音質を損ねることなくこれだけ入っています。<お買い得>の四文字しか浮かびません。
考えてみればCDプレイヤー自体はこれが圧縮された音楽CDメディアであるとは知らない間に、でも結果的には中身(音)は大きく圧縮されているワケで、まったくもって素晴らしい技術です。タイヘンな世の中になったものです。