最初テレビで観た時、 正直、ピエール瀧の過剰なおじいさん演技と、 唐突なストーリー展開に 「なんだコレ?!?!」と思ったんだけど、 観続けたらホントにはまった!!
生徒想いなんだけど、 どこかピントがずれていて、 パスモやネットオークションなど、 流行からワンテンポ遅れて飛びついちゃう、 かわいいおじいさん先生。 番長役・松村雄基の おじいさん先生に対するまっすぐな愛情の表現の仕方、 不良生徒役・荒川良々の〈不良なのに、 かわいいもの好きで心が優しい〉ところ…… どの登場人物も気になるポイント満載で、 話が進むにつれて、 キャラクターに愛着が湧いてきました。 こんな学校だったら毎日楽しいだろうなー。
小ネタがところどころに挟み込んであるから、 1回観ただけでは堪能できてないかも、 DVDで繰り返し観たい、 手元に置いておきたくなる作品。
まだ観たことがない人は だまされたと思って観てみてほしい! 声を出して笑っちゃうはず。
野茂英雄に気付くまで随分時間がかかってしまいました。 PV集や音楽系の映画はなかなか人に勧めることができないのは、映像が良くてもその人がそのバンドの音を好きかどうかが掴めないからです。 しかし、これは爆笑まではいかなくても少し笑ってもらえそうな点で人に勧めることができますし、一緒に楽しむこともできます。 ホントくだらないですよね!
ライヴ音源をさらに編集してより最強に仕立てられた、ベスト盤的スーパーメガMIXアルバム。電気のアルバムの中ではあまり売れなかったそうだけど、なんでかな。ジャケットのデザインがちょっと電気っぽくなかったからかな。これは聞きましょうよ。これを聞いて何も感じなかったら、電気は聞かなくていいです。と、言っちゃえるくらい凄いです。なんでしょうこの、歴代チャンピオンが大集合!!!(しかも前より強くなって)みたいな感じは。ゴジラ、モスラ、キングギドラ、メカゴジラみんなよみがえって怪獣大決戦!!!みたいな迫力は。ウルトラファミリー総登場!!!のような歓喜の渦は。真夜中の妖怪大運動会!!!みたいなノリと楽しさは。超人オリンピックの!・・・って、たとえだしたら止まらないのでこの辺で。
『赤い文化住宅の初子』で非凡な才能を見せたタナダユキ監督の長編2作目にあたる。前作と同様、世間とどこか隔絶した生き方をする女の子を主人公にすえた物語はタナダ・オリジナルの脚本だ。
初子と世間を隔てていたのは“貧乏”というキーワードだったが、本作品で蒼井優演じる佐藤鈴子が、日本各地を転々とする原因になったのは“前科”。ルームシェアをした冷たい男への腹いせが原因で、罰金20万円の軽罪ながら鈴子の人生にこの“前科”が常につきまとうようになる。そんな自分から逃げるように、鈴子の自分を探さない旅が始まるのだが・・・。
優等生でしっかり者の弟(実はいじめられっ子)と職を求めて引越しを繰り返す姉(鈴子)という構図は、どこかあの寅さんを思い出す。しかしこの鈴子、寅さんのように金欠のたびに家に舞い戻るといったような女々しい行動はけっしてとらない。百万円たまるまでは、財布と心の紐をきっちり引き締めて、なるべく世間とは関わらないようにひっそりと生きていこうとするのだ。
一人暮らし=自立と勘違いしている若者をよく見かけるが、真の意味の自立とは何ぞやということをふと考えさせられる1本でもある。いじめっ子に立ち向かう決心をした弟の拓也にしても、すでに精神的には自立しているといえるし、バイト先で鈴子が知り合った大学生にしても、いらぬおせっかいが招いた皮肉な結果から学んだことは多かったはず。そして何よりも、地に足をつけてしっかり生きようと決意したラストの鈴子の晴れ晴れとした表情は、世間にまるめこまれることなく真摯に生きていこうとする者へ勇気を与えてくれるのだ。
これから就職活動をする人や、したばかりの人にとって、マニュアル的な活動を否定する本書の対談がどう映るのか。
目からウロコなのか、きれいごとと切り捨てるのか、それは分からない。
しかし、10年以上も企業に勤めた経験からみれば、至極当たり前であったり、納得のいくことがインタビューで語られていると捉えられる。
インタビューを受けている方々の立場にむしろ近づいていることもあり、その人たちの思いや悩みにむしろ共感してしまう。
本文とは別にちりばめられている128の言葉にも心を留めさせられるものが多い。
一方で、登場している方が芸能関係やフリーで有名な人が多く、その点で違う世界の話と捉えられるところもあるかもしれない。
実際はそんなこともなく、悩みの種類はきっと同じなのだろうけれど。
企業のトップなど一般的にお堅いと言われる職業の方もほぼ日に多数登場してくれないものかとひそかに期待している。
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