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宮沢賢治原作の「銀河鉄道の夜」のアニメ映画のサウンドトラック。
劇中でも細野氏の音楽は効果的に使用され、映画の魅力をさらに引き立たせる魅力をもった本作品は、
 アルバムの中にもまた違った幻想的な世界が描かれているような気分に浸れる。
 それぞれの曲ごとに違った表情や場面をもち、新鮮さが絶え間なく注がれていて、
 アルバム全曲聴きとおせるほどに飽きさせることは一度もなかった。
 最後の曲であるエンド・テーマ「銀河鉄道の夜」の辿り着いた頃には、
 ひとつの映画を見終えたような心地よさが残り、とても気持ちが良かった。
 是非オススメ。
 
 
   
ますむらさんの本で初めて読んだのが、このアタゴオ玉手箱第一巻です。うわあ、何なんだ、これは。て感じですぐ面白いと直感しました。
 やっぱりヒヨシがいいですね。いい加減で意地汚いキャラクターね。
 誰よりもデブででかく見えるのに、変に言葉いがかわいらしいし。
 そのヒデヨシをあきれつつ付合い見守ってる感じのテンプラ少年も好きです。タゴオルシリーズはどんどん絵が変わっていくのです、
 この玉手箱1巻~7巻くらいまでの絵が一番好です。
 この一巻はメルヘンっぽさでは一番ではなでしょうか。
 星街でコーヒーを飲んだり、皆でパを作って売ったり、楽しそうです。
 最後、星街からタゴオルに間違った方法で帰ってくるヒデヨシは笑えす。
 
 
   
 物語の最後を一枚絵で飾る『アタゴオル』は、時に意外で笑いたくなる展開や、しみじみした感覚、ハッとさせられるような展開で終わります。そして何よりも、毎回の見開きに見る展開がとても綺麗です。月祭りの見開きには思わず「オオッ!」と驚嘆できます。
 そしてこの1巻ではヒデヨシに次ぐ生命力の持ち主、鳥霧山のギルバルスが大活躍!
 妖術に長けたギルバルスのかっこいいシーンが何度もあります。
 彼のファンは必見です。
 
 ちょっとわくわくしたい時、読みたくなる一冊です。
 
 
   
とっても素敵な本!!「最終形」と「初期形」の二部にわかれていて、微妙に違う二つの銀河鉄道が載っています。
 登場人物が何故か人ではなく猫で描かれていてホノボノしていますよ。
 汽車の中、窓からの銀河の景色…宮沢賢治が頭の中で思い描いていた
 ものも、ちょうどこんな感じなんだろうな、と思わせてくれる絵ばかり
 です。
 漫画ながらに本文に従って上手なコマ割りを見せてくれます。原作の台詞や説明文も何の違和感もなく物語りに入り込んでいるので、
 原作ではちょっと理解できなかった人も、すんなり感情移入できると
 思います。宮沢賢治の優しい物語で癒されたい人、お薦めです。
 
 
   
意外と難解、ときにグロテスクなときもあり、地方の知識人という感じもただよう宮澤賢治の短編を、よく読み込んだ上で著者はマンガにしています。
 絵柄は、とてもきれいです。
 クセがなく、こどもにも勧められる雰囲気です。
 
 ただし、「有名な注文の多い料理店」などでもそうですが、賢治には、どうもグロテスクな場面を好む一面もあり、マンガにするとそのような描写もせざる負えなくなります。第3巻の洞熊先生の話しなどは、ぞっとして、私は、もう読む気がしません。
 
 しかしながら、短時間に、大まかに、偏見なく、賢治の世界に浸れることができるのは、やはり漫画ならではの長所です。
 
 読んでみて、損はしないと思います。
 
 
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