【菊江の仏壇】(77年7月22日、大阪厚生年金中ホール) 大ネタで登場人物もかなり多く、ストーリーも二転三転しますが、これは名人五代目桂文枝の録音でぜひ聴いてください。 「親旦那vs若旦那」「若旦那vs大番頭」「宴会の準備」「若旦那vs手代の佐七」そして話はまだまだ続きます。 一体登場人物が何人出てくるのやらと思われるこの噺。師匠はそのひとりひとりに血を通わせています。 これはすごい! まして実際には登場しない若旦那の妻まで、人物造型が出来上がってしまうのです。 他の人の高座で聴いても、これは面白くもなんともない噺かも知れません。だからこそこのCDの意味があると思います。 途中「若旦那vs手代の佐七」のところでは、しつこいぐらいの酩酊した描写があります。普通の噺家ならこれだけ酩酊ぶりを挿入すれば、こんな長い話を成立させることはできないでしょう。 酩酊キャラというと二代目枝雀の「すびばせんオジサン」がいろんな演目に登場しますが、ここでの酩酊キャラはそれとは全くちがう造型です。ここだけでもこのCDを買う価値はあります。 仏壇というものがキーになっているので、後味としてはどうかな?という噺ですが、師匠の名演技で、悪い人はひとりもいない世界に出来上がっています。
【鍬潟】(81年2月22日、大阪厚生年金中ホール) 相撲物というと二代目枝雀の「花筏」も有名ですが、ここでは実在の力士「雷電為右衛門」と「鍬潟三吉」の挿話と交えて、人生に悲観的になった男を、妻、甚兵衛さん、相撲部屋の親方、兄弟子らが励ましていく というとても心温かい噺です。 まわしを締めるときの相撲甚句でも文枝師匠の名調子が聴けます。
【煮売り屋】(90年7月25日、山口県小野田市民会館) 地方収録の上方演芸会。分かりやすく新弟子稽古用ともいえる東の旅の5段目「煮売り屋」。正体のおかしい煮売り屋の親父を師匠が怪演です。
ショパンは長く聴いてきて、曲目によっては何種類もの演奏を買う程でしたが、 民族色が一番表れていると言われるマズルカだけは今まで手控えてきました。 しかし今回ルービンシュタイン盤が2枚セットで廉価版で出たので買うことにしました。
ルービンシュタインは、もって回った歌い回しやテンポ・ルバートをしないので、 大好きな演奏家で、特にノクターンなどは同種のもので一番好きなCDでした。 どちらかというと、ソナタ、バラード、スケルツォ、ポロネーズなど、華やかで力強い曲より、 ノクターン、ワルツなどの小品的な曲がよくあっていたので、 大規模な曲のないマズルカならルービンシュタインだな〜と思っていましたので、 実際聞いてみて、小粋な歌い回しがとても洒落ているし、 押しつけがましいところがなくて、とても気持ちよく聞いています。 これからも聞き込んでいきたいと思っています。
これまで5セット使いました、問題は全くありません、心配なのは10年後とか20年後ですが、純正品も昔は直ぐ色褪せしてクレームを入れた事があります、現在は問題ないようでが、色褪せはある程度仕方ないと思います、MP640で使用していますが全く問題ありません、それにしても前期MP610に比べインクタンクが小さすぎヘッド清掃でインク切れになる事もしばしば。純正品は高価すぎると思います、この価格ならインク代を気にせず、印刷できます。インクヘッドの詰まりは全くありません、発色も良好です。少し不安もありますが今のところ問題なし、ヘッド詰まりしたらレビューに書くつもりです。しましたが、すいません自分のミス、インクの上部セロハンの完全取り忘れによる操作ミスでした、タンク内のエアが完全に抜けず。インクハードクリーニング3回で回復しました。
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