好きな女性との、ヒミツな関係を歌っているのですが、そこはさすがスガシカオ。独自の感性と切り込みで、ナルホドそうくるか、という感じ。 日常の、こういう何気ないシーンから、鋭く切り取って書く詩の世界はまさにスガさんの得意とするところですが、曲調も タイトな中にからみつくように濃厚ななグループ感があって、すごくいいです。
the Indigo による邦楽カバー集。
このラインナップは市川さんの選曲なのかな?マニアック過ぎず、でも王道過ぎず、同世代
の心を気持ちよくくすぐる曲をピックアップしたな、というのが第一印象です。
例えば竹内まりやの数あるナンバーの中から「不思議なピーチパイ」を選ぶちょいトリッキー
さ加減、でも田岡さんのクリアにはずんだヴォーカルを聴くとベスト・チョイスのように感じま
すよね。
ちなみに松田聖子の曲は、このノリでいくともう少し前のナンバー(例えば「裸足の季節」とか
をモロあの時代のアレンジでやるとか)の方が足並み揃うような気がしましたが、どうでしょう。
田岡さんはご自身のブログで、JPOP のカバーは多分これでオシマイ、的なことを書いてま
したが「田岡美樹の声にはこの曲だよなー」というイマジネーションが広がりそうなナンバー、
まだいっぱいありそうだし、この一枚で打ち止めというのはちょっと惜しい気もします。
(でもカバーバンドじゃないしね、しょうがないのかな)
今年初のシングルは秘密。「誰も君の心には触らせたくはないから」とサビの部分の歌声・メロディーが印象的でこの雰囲気はスガシカオさんワールドです。バックの演奏ともぴったりで、一体感・グルーヴ感を大切にするスガシカオさんのこだわりが表われています。また、3曲目の「やつらの足音のバラード」は、DyDo MIU「ミウ」の TVCMソングで、アニメ「はじめにんげんギャートルズ」のエンディングでお馴染みだったかまやつひろしさん作曲の楽曲にチャレンジ。この曲はアニメソングにして、メッセージ・メロディーがしっかりしていて訴えるものがあり以前から好きな曲でした。スガさん独特のボーカルがこの歌の切なさを見事に表現しています。収録されていて、おまけの域を超えています。また、初回はなんと豪華ライヴDVD付きなんとダイジェストとはいえ収録曲は、あまい果実・アシンメトリー・ストーリー・ Go! Go!・ Thank You ・ SWEET BABYの6曲。凄すぎる。絶対これはDVD付きを手に入れよう。スガさんのシングルはサイド曲がアルバムに収録されていないことが多いのですし、捨て曲がないのは、サイド曲などを収録したCD集がでたことでも実証済み。今年もスガシカオワールド全開を予感させてくれます。
なんか最近のアニメは(映画でも)妙にマニア受けするものが多いような気がするんです。 昔のアニメはよくも悪くもシンプルで誰が見ても面白く感じるものが多いように思えます。素直に面白いと体が反応する。 原始の時代のゴン少年や暖かい家族と自然の姿。もう一度観て楽しみたいものです。
著者の園山俊二さんは、1993年に亡くなられましたが、生前は福地泡介、東海林さだお と並んで早大漫研三羽烏と称されました。プロ・デヴューは、がんばれゴンベ、1976年にギャートルズで文藝春秋漫画賞を受賞しています。 代表作は、ギャートルズ(漫画サンデー)、さすらいのギャンブラー(ビッグコミック)、花の係長(週刊ポスト)ペエスケ(朝日新聞 夕刊) 等で私達の世代には馴染み深い作品ばかりで、また、比較的長期連載の作品が多いようです。 ギャートルズは、1965年〜1975年まで漫画サンデーに連載され、本書 肉の巻は、3巻のうちの第1巻で全400エピソードの中から食欲、食べ物に関したエピソードが24(1967年7/12〜1974年5/18)集められています。 内容は紹介する必要もないとは思いますが、架空の原始時代の物語で、ほのぼのとしたペーソスに満ち溢れ、作者の創作したユーモラスに充ちた擬音、擬人化が非常に面白い効果を挙げています。また、過去アニメ化もされています。 最後に、造本というか装丁が非常に変わっています。奥付を見ますとブック・デザイナーの祖父江慎さんが担当しています。成程なと得心したしだいです!!
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