「現実は甘くない、でも人を思う気持ちは・・・永遠」 踊り場ホテルを訪れる人々の物語を走馬灯のようにくるくると語っていくマンガ。 山口さんのマンガは切ないファンタジーが溢れている。 この物語は、決してシアワセとは言えなかった人々の迷い込む時の無いホテル(踊り場ホテル)を舞台に淡々と、でも力強く語られていく。読み終えたとき、涙がこぼれたけれどふわっと心地良い読後感が残った。 またこんな浪漫溢れるファンタジーを描いて欲しい。
JUMPで毎週ハラハラドキドキしながら読んでた興奮が蘇りました★当方の地域ではワンピのアニメが放送されないので、頂上決戦のDVDは本当に待ちに待ったシリーズでした(泣)また1ヶ月待つのが辛い今日この頃(笑)アニメ特有の引き延ばしは若干ウザスですが、マリンフォード編は最高ですわ★
敵役の散の存在感がありすぎて影が薄くなった感があるが、『覚悟のススメ』の魅力の重要な要素はヒロイン罪子のキャラクターにある。 天真爛漫で賢く、か弱いのだが誇り高い、ルックスもいかにも女の子らしい彼女の存在が、残酷になりかねないハードな戦いの描写に和らぎを与えてくれていた。
『シグルイ』ではみることのできなかった、そんな屈託のない少女が、2巻に至ってついに登場した。 ほっとしたと同時に、罪子(今回は雪ちゃん)の魅力を再確認した。
初めてこの作品を観たのは、子どもの頃だった。その頃から戦争に関する本があれば読み、映画があれば観ていた。そのなかでこの作品が他と違ったのは、空襲や原爆の怖さが前面に出ているのでは無かったということだった。もし、空爆や原爆についてメインに描かれたものだったら、「色々観た(読んだ)なかのひとつ」に過ぎなかっただろう。 空爆や原爆はもちろん恐ろしいが、この作品はもっと身近な戦争の怖さを伝えている。戦争が社会的弱者にとって与える影響を肌で感じることができる。この作品の主人公(清太)と妹(節子)は、あんなにもほほえましく、愛らしい。目を覆いたくなったり、顔を背けたくなったりするような絵は必要ないのだ。 夏になると、戦争に関するものに触れる習慣のうちで外せない作品である。
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