「恋をするたびに傷つきやすく」や「アピール」が日本のTV番組等で使用された翠玲のベスト版がこれだ。
ここ数年は韓流・華流ブームといって、アジアのスター達がブレイクし、BOAなどのアーティスト達もメジャーになっているが、この翠玲の場合、時期尚早だったのだろう。実力の割にはイマイチの反応であった。
あの小室哲哉がプロデュースした「恋をするたびに傷つきやすく」なんかは、小室らしくも日本人の好きなイメージに仕上げてあって当時のTRFなどの流れを感じるものの、聴き手がその実力を把握出来なかったのか?それとも…。
あと、「アピール」はシティ・カジュアルというか、オシャレ系に出来ていて、当時のキャリアウーマンをイメージさせるものがあり、良く出来ていると思うが、皮肉な事に曲名の通りアピールが足りなかったのかもしれない。
現在は女優に転向した彼女だが、こういう実力派も存在した事を記憶に留めておいても良いだろう。
ギャグから戦闘シーンまで、その徹底したハイテンションぶりが人気だった前作『赤ずきんチャチャ』の反動からか、
シリアスな作風が放送当時は今ひとつ受け入れられなかった感のある本作ですが、『命』をテーマとした丁寧な作品になっています。
この第6巻には特に
サブキャラメインにも関わらず高い完成度で人気の高い31話、
ナースエンジェル『最後の運命』の内容があまりに強烈な34〜35話(最終話)と、名エピソード満載。
特に34話ラストでのカノンの台詞、
それを聞かされたりりかが35話序盤でひとり呟いた言葉は、シンプルかつ壮絶。
そして、かの『セーラームーン(1年目&3年目)』にも負けない衝撃のラストシーンは必見です。
単巻リリースされるこの機会に、是非ご覧ください。
「赤ずきんチャチャ」のスタッフを引き継いで放映された本作。 前作のノリとはうってかわって、シリアスな内容です。 正直、全体的なレベルは低く、作画&シナリオともに褒められたものではありません。 敵は強く、りりかは弱い。闘いの終結は見えず、状況は悪化し、それでも彼女らの奮闘でどうにか踏みとどまるのだが…戦闘に爽快感はなく、とても子供向けには相応しくない。しかし、そんな過酷な状況のなかだからこそ、りりかの笑顔は輝いた。 そして「伝説」の最終回… 強引な展開や価値観の違いはあれど、ラストシーンの演出はお見事。 後々まで語られる作品は、やはり違います。 あと、BGMが本当に素晴らしい。 メインの「命の花」は屈指の名曲。アレンジはどれも最高ですが、やはり「聖なる願い 気高き白…」の場面が最強ですね。 とにかく凄い作品。本気で薦められる回は10話もないですが、それでも買う価値はあります!
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