デニー・レインのベスト盤ですが全てのアルバムから選曲されている訳ではなく、「オール・アイ・ウォント・イズ・フリーダム」から集中的に選曲されています。
残りは「ジャパニーズ・ティアーズ(今作にはタイトル曲は含まれず)」、「エニワン・キャン・フライ」から数曲ずつとアルバム未収録曲の2曲です。
ウィングス時代のアウトテイクで、ポール・マッカートニーの声も収録されていると言われる5、6はポールファンにもお勧めです。
ボーナスディスクには「ウィングス・アット・ザ・スピード・オブ・デニー・レイン」より、
「夢の旅人」等のセルフカバーと「ブラックバード」のカバー計4曲が収録。
ムーディブルースやウィングスを渡り歩いた彼のその後を感じてみてください。
ただ、解説のみで歌詞、対訳がな無かったのが残念です。
ウイングスのギター、デニー・レインのセカンド・アルバムでポール・マッカートニーのプロデュースにより76年にリリースしたバディ・ホリーのカバー集です。当時ポールがバディ・ホリーの楽曲全ての版権を獲得した為に製作されたアルバムと言われています。
録音は大成功を収めたウイングス・アメリカ公演後の76年8月にポールのスコットランドのスタジオで3人(ポール、リンダ、デニー)で製作されたものです。ウイングス絶頂期の録音にしてはリズム・ボックスをベースに音を重ねて行った感じの曲が多く、ホーム・デモ集の様な仕上がりです。収録時間も30分程と短めですのでコアなポールまたはウイングス・ファン向けの作品だと思います。
日本盤はフランス盤にVIVID SOUNDが帯と解説を付けた仕様です。なお、It's So Easy/Listen To Me b/w I'm Lookin' For Someone To Loveがシングル・カットされました。
このファーストアルバムのRAINは、
痛々しいほどハングリーな感じです。
少年のようだったり、
大人っぽかったり、
未知の可能性を秘めつつ、
ハラハラするような
荒々しさを感じる刹那があります。
この後、歌手として、俳優として、
堂々たる活躍をすることになるとは!!
アルバムとしての完成度は高く、
聞き飽きません。
71年からウイングス解散までの10年間、ポールの片腕だったデニー・レインがウイングス活動休止中の1980年に発表した最高傑作サード・ソロ・アルバムです。ムーディー・ブルース時代のヒット曲5の再録やポールとの共作曲4、バック・トゥー・ジ・エッグのセッションからの14含をむデニー・レインの集大成アルバムです。録音は73、78〜80年で4、13、14にポール・マッカートニーが参加している他リンダ・マッカートニー、ヘンリー・マックロウ、デニー・セイウェル、ローレンス・ジューバー、スティーヴ・ホリー等のウイングス歴代メンバーも参加しています。
■曲目リスト■
1.ジャパニーズ・ティアーズ
2.危険地帯(Danger Zone)
3.クロック・オン・ザ・ウォール
4.センド・ミー・ザ・ハート
5.ゴー・ナウ
6.恋のあやまち(Same Mistakes)
7.シルヴァー
8.気にしないで(Say You Don't Mind)
9.誰かが知っている(Somebody Ought To Know The Way)
10.二人だけの灯(Lovers Light)
11.オンリー・フーリング
12.ナッシング・トゥ・ゴー・バイ
13.アイ・ウッド・オンリー・スマイル
14.愛の嘆き(Weep For Love)
15.ジャパニーズ・ティアーズ(ジャパニーズ・シングル・ヴァージョン)
デニー・レインと言う人はレコードセールスに恵まれていない、ウイングスと言う、 世界一有名な男のバンドのメンバーとして活躍し世界中を巡った男が今では 世界一マイナーな存在では悲しすぎるじゃありませんか、ウイングスのライブ映画 「ロック・ショウ」での彼は輝いている、ビートルズ程ではないが彼こそ ジョン・レノンの次にポール・マッカートニーと長く共同作業をした人であり ウイングス解散後も80年代前半のポールを支えた人の内の一人として高く 評価されるべき人の一人である。このアルバムはそんなデニーの音楽活動を 総括できるアルバムです。
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