かちっと作られている。
特に、前半の「綴りと発音の一覧表」が圧巻だ。 単に文字を並べて発音記号を添えているだけではなく、子音・母音・各種記号と組み合わされたときにどう変化するかなど、ネイティブのカンボジア人だったら逆に想像も付かないような網羅ぶりを見せている。このページの価値は本当に高い。 O子音に母音記号が付いたときの発音分類が弛喉母音と呼ばれていることも知り、A子音・O子音という区分けが発声される母音の分類上でもシステマチックだったことに気がついた。
カナと発音記号について 前半に発音記号のついた一覧があるので、むしろ本文のカナ表記はなくてもいい。あっても邪魔にはならない。本文にIPA的な発音記号がはいってしまうとかなり煩雑になると思う。そもそも、あの記号もカンボジア語の発音を表す上で万能ではなさそうだし、あの細かな表記と音を頭の中で一致させている時間があったら文字とCDの発音を一致させる練習をした方が速そうだ。
結局のところ、文字と発音を覚えなければ意味がない。カナも発音記号も自転車を乗りこなせるようになる前の補助輪でしかない。どちらも頼りすぎてはいけない。せっかくCDがついているのだから聞き込まなくては。厳密に区別しなくても通じる音はたくさんある。
解説部分の日本語が今ひとつ・・・ 日本語のわかりやすさが今ひとつで、読んでいてやきもきすることがある。口語のレクチャーを書き起こしたような文体で「文字として読まれる」ことをしっかりと想定されていない日本語ではないかと思う。もちろん読んでわからないことはないが、外国語学習に集中力を費やしているのだから、日本語部分は一読しただけですっと心に入るようにしてほしかった。語学のスペシャリストが書いたとは思えない。
会話について 会話はとてもかっちりしている。はっきりと発音されるし、省略されるようなこともない。カジュアルな言葉遣いも少ない。最初はこの「ハロー、マイネームイズジョン、ハウアーユー」的なダイアログでよいと思う。現実はこうはいかない。
CDで子音一覧を音読する部分 「ゴーコーゴーコーンゴー」と、おなじみの子音読み上げがあるのだが、あれをもっとゆっくりはっきり発音して区別が付きやすいようにしてみた方が良かったと思う。せっかくCDになっているのだから、徹底的に聞き比べられるのに。
記号について 記号 (母音記号では無い) についてもう少し紙幅を割いて説明した方が良かったのでは、と思う。
文法面 薄いわりに、少しずつ文法を導入していくところに感心する。実生活の会話で応用できそうな文法事項がとても多いので参考になる。
値段 高い。もうちょっと・・・・安くならないものか。
自分が想像していたより重いし、でかかった。
ヨーロッパとアメリカで使用しましたが、たぶん変圧器はいらないような。
他の人はコンパクトなプラグだけを持ってきてそれで十分事足りてました。
ホテルにはドライヤ、ポットなどが普通に付いていますので、それにノートや携帯の充電でも変圧器はいらいですね。
フランスと香港に持って行きましたが、重宝しました。コンセントに差し込んだときにグラグラしてちょっと頼りない感じもありますが、かさばらないし、一つ持っていると安心です。
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