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恋文の技術 (ポプラ文庫) 09年03月の単行本の文庫化です.『書簡形式』と呼ばれる手紙のかたちで進む物語で,
とある地方へと飛ばされた大学院生が,そのストレス解消に文通をはじめるというもの.
悪友や先輩に小学生,そしてまさかの『あの人』までをも相手に手紙を送る様子が描かれ,
手紙の中だけながら,その地方やファンにはおなじみの京都の美しい景色も多く登場します.

まず特徴的なのは,収められている手紙が大学院生のものばかりということでしょうか.
相手から返信があったことはわかるものの,その文面が作中に出てくることはありません.
それでも青年が返す内容から,今どうなっているのかを想像できるのがうまくておもしろく,
独白にも似たこの『一方通行』の方法が,著者の独特の言い回しをさらに引き立たせています.

また,同じできごとのはずなのに視点や立ち位置の差からか微妙に言うことが違っていたり,
ある相手とのやり取りではわからなかった状況が,別の相手とのやり取りでハッキリするなど,
あちらもこちらもウソやミエ,いろいろな思惑が入り交る攻防(?)は楽しみどころになります.

物語が収束へと向かう終盤の流れは,高揚感も手伝ってそれまでとはまた違う魅力があり,
思い人への恋文を綴り,自分を見つめ直す青年の姿は不器用ながらも純朴で印象に残ります.
これ以外にも小学生との手紙では,相手が子供でも大人のように尊重して接する様子が暖かく,
このあたりは,著者の後の作品でもある『ペンギン・ハイウェイ』に通じるものが感じられます.

気になるところが語られずに終わった感もありますが,それらは『手紙の外』で起きること.
あれこれと『その後』にイメージを膨らませ,余韻を楽しむというのがよいのかもしれません.

なお,加筆や修正についての記述はありませんでしたが,新たにあとがきが加えられています.

四畳半神話大系 第1巻 [DVD] 知人の紹介によりテレビ放映を見ました。原作者は森見登美彦氏で、私と同世代の人。
ストーリーは、京都の大学で薔薇色のキャンパスライフを夢見ていた「私」の現実に、様々なレイヤーをかぶせて、回を重ねるごとに、重厚な内容へと発展する物語。

「恋はデジャ・ブ」(原題: Groundhog Day )となんとなく通じる部分がありそうですが、どうでしょうかね。なんとなくなのであしからず。

オリジナルが小説ということで、おもいっきり「一人語り」なアニメになっています。セリフのテンポも速く、独特の言い回しが多いので、あまり油断して視聴できないのが難点(じゃないけど)。

とにかくM氏は原作者の小説を愛読しているようで、多少なりとも気になっていた作品から派生したものを観賞するに至って、この原作者の世界観の面白さを知ることが出来ました。

アニメーションの制作チームも名のある方々ばかりのようで、深夜枠のアニメながら充実した品質だったのではないでしょうか。物語そのものがしっかりとしていたので、他の部分もじっくり見渡すことが出来ました。

本編に収録されている1話と2話は、今後この物語を見る上で、非常に重要な布石ですので、じっくり見たほうが良いですね。

※最終回まで見ると、当然ですが第一話の重要性を強烈に感じることが出来ます。

舞台「夜は短し歩けよ乙女」 [DVD] 原作に準じた作りはいい。まさか4章全部演じるとは思わなかった。
原作を知っていれば没頭できるだろう。
しかし飽くまで「原作を知っていれば」だ。
そうでなければ荒唐無稽なファンタジー劇になってしまうかも知れないし、無理に舞台化した感も湧いてしまうだろう。
けれども、総じてよくできている。原作を知らずとも楽しめるほどに。
主人公「私」なぞ、明らかにモデルより年かさだが、童貞理想主義者らしくて好感が持てる。登場人物もなべて好ましい。
しかし、
だがしかし、
肝心の「黒髪の乙女」が微妙に黒髪でないのはどうか。
ライトの当たり具合ではやや茶色に映るし、もとより余りにカツラ過ぎる。
あまつさえ、他の役者に較べて明らかにカラ元気でセリフをカラカラと叫ぶばかり。
彼女に演技はまるでない。原作から膨らんだ他者に較べて台本通り。
原作のような天真爛漫な萌え少女ではなく、単なる不思議ちゃんになっている。
それだけが残念だ。
この物語は乙女が主体なので、それが主人公に夢想させるほど魅力的な存在あるいは演技でないと、興醒めしてしまう。なぜ彼は彼女にこれまで夢中になるのか、わからなくなってしまう。
万人の絶対的な存在などありやしないが、
せめて、黒髪の乙女は、少なくとも完全な黒髪であってほしかった。
それは主人公と読者の共有する唯一の要素であったのだから。
そうであればありがちないち劇団員のベタな演技でも許せた筈だ。

だからお話としては面白くとも、評価を下げて星3つだ。
原作を知らない人にはもっともっと面白く見られると思う。
しかし原作を知っていると、

どうかな。

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