出来としては今までの凡作に比べればギリギリかな。でも訴えるべき何かがこの作品からも感じられなかった。ルックスはかなりの美人系なんだから着エロをやったらブレイクする可能性高いと思うんだけどなぁ。
表紙をあけると「歴史とグルメのトロピカルリゾート ペナンへの誘い」というキャッチコピーが目に入りました。
かなり以前ですが、マレーシアのリゾート地ペナンを訪れたことがあります。「東洋の真珠」と称えられた美しい島でした。代表的なピーチのバトゥ・フェリンギ周辺のホテル群は、どれも甲乙つけがたい風格が漂っています。
54ページと100ページに紹介してあるシャングリ・ラ ラサ・サヤン・リゾート&スパに連泊したのですが、リゾートの休日にふさわしいロケーションと施設だったと思います。室内のトロピカル・ムードは異国情緒たっぷりでしたし、広大な庭園とそれに続くプライベート・ビーチは南国ムードが漂っていました。
そんなペナン、ランカウイなどを訪れたいと思う人にとって有用なガイドブックでしょう。バス、タクシー、トライショーなどの交通について、中心部のジョージタウンの情報も役に立ちそうです。「私のトラブル体験 ペナン編」のコラムは、旅人にとって必須の情報になるでしょう。また格安航空会社(LCC)についての情報も多くはありませんが、選択肢として考慮しておくべき内容でしょう。
ヘビ寺、寝釈迦仏寺院、観音寺、ペナンヒル、極楽寺等の見どころも満載です。パッケージツアーで訪れることが多いでしょうが、自由行動の際には十分本書で計画を練って、レストラン、ナイトライフ、ショッピング等の情報も参考にしてください。
「アンダマン海とマングローブの自然に囲まれた伝説の島」ランカウイの情報も充実しています。約80ページ強にわたって掲載してありました。新しいリゾート地としてこれから多くの方が訪れるのでしょう。
ペナン、ランカウイをはじめマレーシア旅行をする機会が多いのですが、参考になる一冊です。
特にランカウイはそれほど大きな島でもなく、たくさんの見所もあるわけでもありませんが、そのわりに掲載されている情報量が多くて役に立ちました。ロンリープラネットと比べても、本書の方が有用と感じます。
あえて言えば、ランカウィは豊かな自然の中で「エコ」を感じながら滞在する島なので、そこをもっと前面に出してはどうかと思います。ペナンのように賑やかなリゾートライフを満喫しようと思ってくると、ちょっと期待はずれになるかもしれません。
そうした意味で、他のリゾートにもあるビーチアクティビティーやモータースポーツよりも、もう少しランカウイならではの自然体験型のものを大きく掲載してはと感じます。
現地ホテルに置いてあるリーフレットには、アイランドホッピングやマングローブツアー、ジャングルトレッキングや山登りなどがおすすめであるのが分かります。
また、クロコダイルファームやアンダーウォーターワールド等の観光スポット紹介も悪くはありませんが、かといってあえてお勧めというほどではありませんでした。
アンダーウォーターワールドは「マレーシア屈指の規模」と書かれていますが、まあ、そこそこです。むしろ、もっともおすすめのランカウイケーブルカーの掲載スペースが、なぜあんなに小さいのかと不思議です。
ちなみに、ランカウイの印象をひとことでいうと、「静かなバリ島・ウブド」という感じでした。ウブドは好きだけどあの喧騒がちょっと…という方にはおすすめかもしれません。
地図は役立ちました。 それでも多少誤った情報もありました。 その他の情報は参考程度。
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