この映画を何度か観たことがある人なら、きっと感動が甦るでしょう。 今度は、耳だけで癒されてください。さすがアカデミー賞を受賞しただけのことはありますね。
スカパーの映画専門チャンネル「ムービープラス」とBMGとのコラボレーションによる、映画の主題歌/挿入歌だけで構成されたコンピレーション。当初発表されていたものから収録曲の半数近くが変更になり、「オールウェイズ・ラヴ・ユー(『ボディガード』)」「タイム・オブ・マイ・ライフ(『ダーティ・ダンシング』)」などが収録されなくなったのは残念だが、懐かしさと新鮮さが一度に味わえ、78分間たっぷり楽しめる充実のオムニバス盤として、十分な内容のものに仕上がっていると思う。中では、前半の微妙に懐かしい曲たちによる連続攻撃―「今夜は青春(『ストリート・オブ・ファイヤー』)」の日本語カヴァー「今夜はANGEL」は、大映ドラマ『ヤヌスの鏡』の主題歌だった…―、そして、レストレス・ハート(地味だけど、いいバンドです。収録曲は『摩天楼はバラ色に』より)の収録がうれしかった。はじめて聴いたトラックの中では、アニー・レノックス「青い影」の静謐な美しさが、心にしみた。アーティスト情報+映画の中でのその楽曲の使われ方を簡潔に紹介した解説、そして歌詞・対訳も、ブックレットにはしっかり掲載されている。
※なお、このCDは、オレが普段使っているN社製のポータブルCDプレイヤーでは認識されず(“no disc”と表示)、再生できなかった(ただし、同一の内容でCD-Rに複製したものは再生できたし、また、それ以外のPCなどでの再生等には、全く問題はなかった)。BMGに問い合わせたところでは、他にこういった事例の報告はないとのことで、こういうことはきわめてまれなケースかと思われるのだが、念のため、ご報告まで。
よく民生放送で流れる映画です。しかし、改めて外国映画のよさを実感します。面白さと悲しさとをうまくマッチさせています。日本のはどことなく片寄り傾向ですが。さて、この作品、若い頃から成人後までの話を描いているのですが、主人公があまりにも正直者。正直すぎて、変人と思われるかもしれません。(人の見方にもよります。)その正直者が愛したのは、歳を重ねるごとに落ちぶれてゆく女性。しかし、その女性がずっと自分を理解し、見守っていてくれた存在。何度も逢い別れ、そして・・・。
もうずいぶん昔に購入しましたが、時々聞きたくなるので手放せないCDです。 映画もよいですが、アメリカの近代音楽史ともいえるバラエティ豊かな選曲で何度聞いても飽きないのです。 単に寄せ集めのヒットパレードではなく、音楽ファンを唸らせるツボを押さえた選曲。 ニール・ヤングなどが在籍したバッファロースプリングフィールドなどロックファンの心くすぐるバンドの曲もあり、 ボブ・ディランやビーチボーイズ、ドアーズなど知名度の高いバンドも数多い曲の中から「おっとその曲できますか」という通な選曲。 ロックだけでなく、ソウルやモータウン系、フォークなどバラエティに富んでいるのも魅力です。 映画を見て、気になった曲があった方は音楽の幅が広がるはずですのでぜひ聴いて見て下さい。 このサントラを聞いて、また映画を見直してみるとフォレストが歩む時代背景と見事にマッチした曲の使われ方を再発見することができると思います。 映画のサントラとしてはかなり質の高いアルバムです。
風に舞う羽のように、人の運命は翻弄されていく。それでも、人は一生懸命生きていく。それこそが、人生・・・・。ロバート・ゼメキスは、バック・トゥ・ザ・フューチャーの頃から、自分ではコントロール出来ない何かの中であがいていく人間を描くのが好きだ。コンタクトしかり、ガンプしかり。個人的には、ガンプが自分の子供を紹介されるシーンに涙が止まらなかった。知能に問題があるので、子供がいるということが理解出来なくて動揺しているのかと気遣う恋人に大して、ガンプは、"Is he smart?"と聞くのである。"Is he stupid?"とは決して聞かないのである。Stupid、stupidを言われ続けて辛い思いをしてきた彼は、自分の子供がそうでないことを切に願うのである。そして、その親心を最初は理解出来ないでいた恋人。なんと切なく哀しいシーンだろうか。 現代アメリカ史が分かっていると、もっと楽しめる映画です。
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